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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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adidas

去年購入したナイキのスニーカー。とても気に入ってたんだけど、こちらに来て調子に乗ってサッカーした時に破壊してしまいまして。以来、ことあるごとに似たようなの探してたんだけど、ようやく気になるものを見つけたのでした。

adidas Climachill Sonic Boost

中学生の時に、どうしてもジャガーの靴を履くがイヤで履いていたスタンスミス。それ以来アディダスのスニーカーって買ったことなかったので、20年ぶりぐらい(!)。

探してたのは靴紐のないスニーカー。
靴をフィットさせる機構って、やっぱり今でも靴紐が主流。リーボックのインスタポンプとか、プーマのディスクシステムとかあるけれど、今となっては懐古的未来感があるものね。靴紐の費用対効果を乗り越えるのはなかなか難しい。

Lunafly 306と違って、ベルトは全てゴムバンドで、ベルクロのような調整機構はありません。なので、これ以上ないぐらいにシンプル。シルエットをゴチャッとごまかすものが何もないので、デザインするのはより難しそうだけど、上手くまとまってます。

adidasのハイテクシューズ群は、Nikeほど技術をこねくり回した感じがなく、より構築的な造形をしてて、なんとなくドイツの風は感じたりしますね。
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ウインドウズ

こちらに来てから使ってきたHTCのスマホ。動作がもっさりしてるのもあり、どうも好きになれなくって、ついに機種変更することに。ノーコントラクトだとSIMカード差し替えるだけなので、この辺のフットワークが軽くてイイ。

Nokia Lumia 635

初のノキア端末、初のWindows Phone。
ノキアっぽいという印象だったのと、カバーは後から着せ替えできる機種なので、珍しく蛍光イエローを選んでみました。

iPhoneやGalaxyナントカとは違って、ローエンドモデルなのでたったの$40ドルちょっと。なので本体の質感なんかは比べてはいけないのだけど、この価格にしてはサクサクとても軽快に動いて、OS自体はAndroidよりもよく出来てる。

しばらく使ってみて、スマホの“使い心地”と“使い勝手”の差について考えさせられたりしました。
サクサクのWindows OSは非常に良い“使い心地”を提供してくれるのだけど、かたや“使い勝手”の部分はかなりアプリに依存してる。
アプリのラインナップはまだまだ発展途上。とりわけGoogle系の純正アプリが壊滅状態なので、普段の遠隔ミーティングやメッセージングで使ってるHangouts、チームでドキュメントをまとめるのに使うGoogle Docsが使えないのは非常にツライ。Google Mapsはかろうじてブラウザで動きますが、動作はとことん鈍いし音声ナビも使えません。

と、ここで普段の生活がものすごくGoogleに依存してるんだなぁということも分かってきたり。Googleはもうほぼ生活や仕事のインフラですね。Googleが傾いちゃったらボクの生活どうなっちゃうんだろ。そんなところにも、多様性が重要である、ということの一端を垣間見た気がします。
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Creative Mornings

毎月第3金曜日のイベント。

Creative Mornings CLE

朝8時半から開場して、30分ほど簡単な朝ご飯を食べる時間があって、月替わりのゲストスピーカーが1時間弱あれこれとお話を聞かせてくれる、という感じ。毎月会場が変わるっていうのも、その都市のいろいろなスポットを知ることが出来るのでステキです。今月はパブリックライブラリーが会場。

金曜日の朝、っていうのがポイント。日本じゃこの時間に会社員がイベントに出てくるなんてあまり考えられないけれど、こちらではそれが出来る。“朝活”ほど自己研鑽感は強くないけれど、朝ご飯のおかげでユルい連帯感が生まれてイイ感じです。できればこのイベント日本に持って帰りたいなぁ。
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旅の仕方

スマホが旅のお供になって、ほんとうに街を移動する感覚がむかしと随分変わってしまったなぁ。

特に、Google Maps。

13年前に大きなバックパック背負ってヨーロッパ縦断したときとは隔世の感。あの頃は、地球の歩き方(ヨーロッパ編)を国ごとにカッターナイフで切り刻んで、街角で立ち止まっては自分の居場所と行き先を確認してた。今はもう、スマホとGoogle Mapsがあれば、少なくとも自分が世界のどこにいるかは瞬時に分かってしまう。物理的な意味で、自分を見失うってことがもうほとんどない。

ロンドンで面白かったのはShoreditchとCamden。前者はセンターの少し外れに位置していて、町の文化圏が地価の推移によってスプロールしていくステップがよく分かる。後者は、なんというかまぁ東京で言う高下北沢みたいなところでしょうか(外れてたらごめんなさい)。
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ロンドンバス

ちょっとした隙間を縫って、1週間ほどロンドンへ行ってきました。学生の頃にバックパック背負って来て以来13年ぶりのロンドン。

当然っちゃ当然だけど、自分がいま住んでいる場所とは明らかに環境も文化も違う。間にアメリカという場所が挟まっている分、以前とは違いの感じ方も違ってくるから不思議です。経験に厚みが増したから、というのが言い過ぎだろうか。

街でたくさん走ってる赤い2階建てバス、通称ロンドンバス(正式名称はルートマスター)がとにかく印象的です。

トーマス・ヘザウィックがデザインした最新型のルートマスター(二階建バス)がとにかくカッコいいなぁ。

丸く人懐っこいカタチにシャープな左右非対称ガラスの組み合わせが良い。こんな2012年のオリンピック以来増え続けて、いまではこれがドンドン街中を走ってます。角を大幅にラウンドさせたカタチなので、見た目が非常にコンパクトで、空が広く感じます。

複雑でエッジなデザインに見えるけれど、原理は至ってシンプル。旧タイプから階段を1カ所増やして2階へのへのアクセスを改善して、その階段部分を採光も兼ねてガラス張りにする、というアイデア。2階の水平窓と連続する階段のガラスなんかは非常に複雑な曲線をしてますが、これまもぁあこの基本ルールに則った結果。ナナメに切れ込んでいるフロント回りの意匠も、階段の斜線に呼応した意匠。

これだけ都市のイメージや歴史と密接に関係する公共交通も珍しい。その分、デザインを決めるプロセスもなかなかの紆余曲折っぷりです。コンペの最優秀案としてCapoco Designとフォスター+アストンマーチンの2案がありながら、製造の権利を落札したバス会社がさらにヘザウィックと最終のデザインを決めるという。
3次元に曲げられたガラスを多用した、左右非対称のデザインは、いまの日本じゃなかなか出来ないデザインだなぁと思います。
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空間と活動

こちらでの、ふだんのボクの活動の中心となってる建物の中。

はい、Frank O Gehryの設計です。

複雑そうに見えてシンプル…ではなく、計画自体とても複雑です。特に上層階は中心の吹き抜け回りに部屋があったり無かったり。自分がいったいどこにいるのか、慣れるまでは迷いまくってました。日々の活動拠点としては、刺激的なので良い。

大小いろいろなチームで、適宜メンバーを変えながら、時には個人でも活動したりするので、場所の選び方が、スムーズプロジェクト運営にとって非常に重要です。その点で言うと、視覚的なランダムネスというか、複雑さは申し分なくあるのだけど、選択の自由というパラメータはちょっと低め。流動布に面して張り巡らされたベンチに対して、少し家具類が(視覚的にではなく物理的に)重たいんだよなぁ…。引っ込んだエリアにある”たまり”はほぼ個室化されていて、こちらも閉じると開くの中間的な領域があればいいなぁ(これだけ入り組んでるんだからそういう場所ありそうなんだけど、ない)。もう少しユーザーが創造的にカスタマイズできる方が良いなぁというのが建築屋目線での感想。
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メイド・イン

今みたいにワールドワイドなサプライチェーンが当たり前の世の中では、“Made in どこそこ”っていうことに一体どれほどの意味があるのか、とも思ったりします。それでもなんとなく、メイド・イン・ジャパンを見るとホッとして、少し高くても買ってしまってたりもする。

供給側が品質管理をするのだとしたら、どこでつくっても供給側の求める品質が同じレベルならば最終的なプロダクトの品質も同じになるはず。なんだけど、現実はそうじゃない。モラルとか歴史的背景とか、いろいろと原因はあるんだろうけど、そこは難しいところです。やはり、「国」という単位の影響は結構大きいなぁ。

というわけで、せっかくアメリカにいるのだから、必要なモノがある時はなるべくMade in USAなモノを買ってみようと思ってます。で。

Pro Fitter Shoe Horn。はい、靴べらです。おそらくZapatka EnterprisesさんがOEMでつくってるものだと思われます。ボクが選ぶモノとしては珍しく、真鍮製。

いやこんなものでお国柄がでるのかって思ったんだけど、まぁ感じられなくもない。板状の金属をプレス機で型抜きして、成形しただけのモノなんだけど、シンメトリーになってない(そしてたぶん、意図的ではない)ので平らなところに置くと少し傾きます。切断面も面取りしてくれてるんだけど、滑らかな曲線を描いてない。大丈夫か、品質管理、と思ったりするんだけど、まぁそんなことはだれも気にしてない。大きさも、日本でつくったらきっとあと2回りくらいは小さくつくるはず。

それでもなんだか、手への馴染みがイイ感じがするのは、歴史のなせる技ということだろうか。10ドルぐらいのモノだけど、無くさない限り壊れるようなものでもないのでたぶん一生もの。こういう一生ものも、まぁあって良いかな。
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サードウェーブ

ちまたで噂のサードウェーブコーヒーは、ロスでもちらほら見かけました。イチバン有名なのはやっぱりココかな。

Blue Bottle Coffee @Arts District

スタバとか、いわゆるセカンドウェーブと言われるコーヒーショップとの一番大きな違いは「フレッシュさ」でしょうか。
コーヒーをオーダーすると、一杯ずつ豆を挽いて、ペーパードリップで淹れてくれます。店舗の奥には、大きな焙煎のマシンがあって、まさにその場所で焙煎まで。豆は超浅煎りで、深入りのコーヒーに慣れた舌にはものすごく酸っぱく感じます。これもまぁ、またコーヒーなんだなぁという感想。

CEOであるジェームス・フリーマンも日本の喫茶店大好きと言ってるようで、うん、これは効率化された日本の喫茶店じゃないか、とも思うわけです。一杯ずつ淹れたりするのは、昔ながらの喫茶店なら今でも当たり前にやってる。日本に限らず、パリの小さなカフェとかもそうなんだろうなぁ。
そういう、”個”に根ざした店舗運営がまた、必要とされている時代。

店舗内は結構ガランとしていて、日本の喫茶店のような、ある良い意味でのlazyなリラックス感はありませんでした。コーヒーすすりながらぼんやり店の角に置いてあるテレビ見たり、雑誌読んだりスポーツ新聞読んだり、そういうことをする場所ではないようで。Wi-Fiもなかったので、ラップトップ取り出して作業している風に振る舞う場所でもないらしい。でも流れている空気は清々しくて今っぽく、コーヒーに対する文化背景の違いが感じられてなかなか面白い場所でした。
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ヒースセラミックス

ぽってりとしたカタチと、ぽってりとした釉薬がカワイイ一輪挿し。

花を飾る習慣なんてこれっぽっちもないのだけど、さすがにちょっと部屋の中が殺風景なので一輪挿しから始めてみることにしまして。

"Bud Vase" by Heath Ceramics

オリーブ色と、この冬限定色とのことでグレイッシュなホワイト。

1948年誕生の、ヒースセラミックスというMade in USAなメーカーのものです。今でもサンフランシスコの工場で、手作りで製造されているとのこと。食器類はなかなかの重厚感でして、よく言えば陶器ならではの土っぽさ、あたたかさが感じられるラインナップなんだけど、ちょっと扱いきれる自信がなかったので今回はスルー。

良い意味で角の取れたアメリカっぽさがあって、非常に良いなぁと思います。日本で使うならば、まずは小物からかなぁ。
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パイントグラス

グッドなデザインと同じぐらい無類のビール好きであるボク。ロスからちょっと脚を伸ばしてアナハイムまで、行きたかったBottle Logic Brewingというブリュワリーでビール飲んで、そこで見つけた2015年初のお買い物。

パイントグラス。だと思うんです、これ。

ボクの知ってるパイントグラスは、グラスの中盤にポコッとした膨らみがあるもの。もしくは肉厚のガラスでシュッと真っ直ぐの円錐形。なのにこれは口元がヒュッとすぼまった、なんとも見たことないカタチ。使ってみると、このすぼまりがとても口当たり良く、イイ感じ。

ビーカーのように目盛りが切ってあるので、テイスティング用か計量用かと思うんだけど、検索しても引っかかってこないので分からないんです。でも容量は470mlなのでちょうど1パイント。もう1件行ったAngel City Breweryにも似たよなカタチがあったので、ロス特有の文化?なのかと思ったりもしますが。

肝心のBottle Logicさんは2013年スタートの若いブリュワリーながら、手を加えすぎない、ネーミング通りロジックを感じさせるビールで非常に良かったです。ダークラガーなんかは日本でもウケること必至と思うのだけどなぁ。何よりも、ビールを巡る文化が、ここアメリカはとても充実していて良いのです。
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