ひょんなことから映画「Fight Club」をまた見たくなりまして。
思えば最初に見たのは高校生の頃で、初めて「おひとりさま」で映画を見た、という意味で個人的に思い入れのある映画だったりします。(そしてなんとその映画館で同級生の女の子がバイトしてて、おひとりさまを目撃されるという恥ずかしい思い出付き)
時折CGが入るデビット・フィンチャーの映像のかっこよさに目を奪われて、ストーリーがこんなにもクールな現代消費社会への批判に満ちていたなんて考えもしなかったなぁ。その当時は、訳も分からずに見ていた感あり。
今回は英語に英語字幕で見たので、そういう意味でも感じ方が違ったのかも。どんなものでもやっぱり訳者の意志や意志が入ってしまうものだから、オリジナルの言語で理解するっていうのは大切なことなのかも。まぁそこにもやっぱり「わたし」という解釈者が、言語と思想という面の2重で存在するので厄介なのには替わり無いけれど。
The things you own end up owing you. But do what you like, man.
シンプルだけど、痛烈な批判を含んだこのセリフが、やっぱりいいなぁ。