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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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空間と活動

こちらでの、ふだんのボクの活動の中心となってる建物の中。

はい、Frank O Gehryの設計です。

複雑そうに見えてシンプル…ではなく、計画自体とても複雑です。特に上層階は中心の吹き抜け回りに部屋があったり無かったり。自分がいったいどこにいるのか、慣れるまでは迷いまくってました。日々の活動拠点としては、刺激的なので良い。

大小いろいろなチームで、適宜メンバーを変えながら、時には個人でも活動したりするので、場所の選び方が、スムーズプロジェクト運営にとって非常に重要です。その点で言うと、視覚的なランダムネスというか、複雑さは申し分なくあるのだけど、選択の自由というパラメータはちょっと低め。流動布に面して張り巡らされたベンチに対して、少し家具類が(視覚的にではなく物理的に)重たいんだよなぁ…。引っ込んだエリアにある”たまり”はほぼ個室化されていて、こちらも閉じると開くの中間的な領域があればいいなぁ(これだけ入り組んでるんだからそういう場所ありそうなんだけど、ない)。もう少しユーザーが創造的にカスタマイズできる方が良いなぁというのが建築屋目線での感想。
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メイド・イン

今みたいにワールドワイドなサプライチェーンが当たり前の世の中では、“Made in どこそこ”っていうことに一体どれほどの意味があるのか、とも思ったりします。それでもなんとなく、メイド・イン・ジャパンを見るとホッとして、少し高くても買ってしまってたりもする。

供給側が品質管理をするのだとしたら、どこでつくっても供給側の求める品質が同じレベルならば最終的なプロダクトの品質も同じになるはず。なんだけど、現実はそうじゃない。モラルとか歴史的背景とか、いろいろと原因はあるんだろうけど、そこは難しいところです。やはり、「国」という単位の影響は結構大きいなぁ。

というわけで、せっかくアメリカにいるのだから、必要なモノがある時はなるべくMade in USAなモノを買ってみようと思ってます。で。

Pro Fitter Shoe Horn。はい、靴べらです。おそらくZapatka EnterprisesさんがOEMでつくってるものだと思われます。ボクが選ぶモノとしては珍しく、真鍮製。

いやこんなものでお国柄がでるのかって思ったんだけど、まぁ感じられなくもない。板状の金属をプレス機で型抜きして、成形しただけのモノなんだけど、シンメトリーになってない(そしてたぶん、意図的ではない)ので平らなところに置くと少し傾きます。切断面も面取りしてくれてるんだけど、滑らかな曲線を描いてない。大丈夫か、品質管理、と思ったりするんだけど、まぁそんなことはだれも気にしてない。大きさも、日本でつくったらきっとあと2回りくらいは小さくつくるはず。

それでもなんだか、手への馴染みがイイ感じがするのは、歴史のなせる技ということだろうか。10ドルぐらいのモノだけど、無くさない限り壊れるようなものでもないのでたぶん一生もの。こういう一生ものも、まぁあって良いかな。
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