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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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ツール

こちらのビールは瓶が多いので、栓抜き持ってた方がなにかと便利だよ。と言われまして。いろいろ探してみたんだけど、いまは
コレをカギと一緒に持ち歩いてます。

Gerber Keychain Tool

なんだか色々考えた末にこういうカタチになったのか、あれこれ付け足したらこういうカタチになったのか。どっちなのかよく分からない、お世辞にも整ったカタチとは言えないところも無骨でイイ感じです。

こういう十徳ナイフ的なのって、十中八九それは使わないよね、ってのが付いてるんだけど、これはそんな過剰さがなくて良いです。栓抜きの他に、釘抜き、マイナスドライバー、そしてなんとプラスドライバーが備わっていたのが購入の決め手。これだけ薄くてコンパクトな中にプラスドライバー持ってくるとはなかなかすごい。
まぁそのおかげでキーチェーンを通す穴の位置が微妙なところにきちゃってて、カギと一緒にしたときの納まりは意外と良くないですが。

かゆいところに手が届くモノ、日本の方が気の利いたモノが多いと思ってたんだけど、こちらのソレは全くベクトルが違う。
こんなツールなんて使う日がくるのだろうかと思ってた矢先、自転車が出先でパンクしちゃって。ホイールからタイヤが外れてしまったので、釘抜き部分をタイヤレバー代わりに押し込んだのでした。思わぬところ役に立ったのでもう離せません。
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まっすぐな

お気に入りのビアパブを発見。ちょっと家から遠いので通うことはなさそうだけど、醸造設備を併設しているのでオリジナルビールもタップでいくつか飲めるのが楽しみ。

だだっ広い店内にパラパラと大きなテーブル、ベンチが置かれ、ポツンポツンと背の高いテーブルとスツールが置いてあります。そのスツール。

iPhoneで撮影。

丸い座面に真っ直ぐ伸びた4本の脚。補強材を兼ねている足置き。段違いになってるのは隣同士の接合部を避けるためなんだろうけど、結果的に足の短い人・長い人に対応できるようになってます。
ほぼ全ての部材が直線で構成されていて、決して細くはないその脚も、スッと真っ直ぐ。ふつうだと、細く見せよう、華奢に見せようと、先細りにデザインしたりするわけです。でも、そんなこと気にせず少々鈍くさい感じにも見えるその脚は、ハイスツールの高さと相まって、なんとなく「ヒザ神」っぽくも見えたりして、とても力強く“踏ん張ってる”ように見えるのがステキだなあ、と。

アノニマス?かどうか、どこまで意図されてるのかは分からないけれど、正直で、簡便で、まっすぐなかたち。
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Fallingwater

Fallingwater、って言ってもなかなかピンとこないんだけど。落水荘、の方が長年親しんだ分やっぱりしっくりくる。

行ってきました。

ピッツバーグのダウンタウンから車で1時間ちょっと。近代住宅の傑作の1つであるそれは、建物が“建っている”というよりも、そこに“置かれている”という印象でした。

名作すぎて、今更あれこれ批評するまでもないのだけど。
滝の上にある住宅という強烈なインパクトに起因する外観のイメージばかりが先行しがちだけど、内部空間もそれはそれは驚くべきデザインでした。

コーナー、がない。あらゆる出隅入隅が面取りされていたり、高密度な造り付けの家具によって徹底的に“角”がケアされている様に感じました。そこまでして、ライトは何を消し去りたかったのだろう。
天井高の低さにも驚き。メインリビング以外はどの部屋も2mそこそこ。平面・立面・断面のコンセプトとまったくズレがなく、水平方向への拡がりが強く意識されているのを感じました。この天井高の低さが、「日本的」と感じる強い要素なんだと思います。

あぁ、これはすごいな…と思ったポイントは2つ。主寝室からバルコニーへの連続性と、ゲストハウスのモダンさでした。特にゲストハウスは、母屋の後に建てられたのと、予算が厳しかったことから装飾的なデザインが控えめなのだけど、それが同じデザイン言語を使いながら圧倒的にモダンな空間に翻訳されていて、非常に印象的でした。

学生の頃からの憧れの住宅。まずは1つ。
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