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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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x:y:z

旅行用のおおきなカバンと言えば、見た目より丈夫さより機動力重視だったボクです。(過去エントリ参照)
でも、ある程度のサイズを超えると機動力への期待値が閾値を超えてしまって、選択肢の中にハードケースが入ってきました。

いろいろ見てみたんだけど、一風変わったカタチのこれを買ってみることに。

リモワ サルサ・スポーツ

よく見るソレは、たいてい扁平な形をしていて、ボディの中央にジッパーのラインが入ってる。つまり、開くときは左右対象に開く。
一方コレは、縦・横・高さ、xとyとzのプロポーションが「ふつう」とちょっと違ってる。それだけで、随分と印象変わって違って見える。

xとyの寸法がほぼ同じなので、言葉は悪いけど墓石のような安定感。

開口のジッパーも非対称な位置に取り付けられていて、深さに変化をつけてあります。深い方には、ヘルメットとかそういう嵩の高いものが入れられますよ、とは店員さんの受け売りだけど、ナルホド。

そう考えると、偏平なカタチの「ふつう」のソレは、衣類を収納することに最適化されたカタチだったんだなぁ。
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ご報告

身近な人にはちょっと前から話してたりもするんですが、あらためて。

この夏からしばらく、生活の拠点をアメリカに移すことになりました。

実は2年ほど前からじわりじわりと準備をしてまして。ようやく行けるかな、というところまで来ました。いやぁ長かった。

バケットリストをつくるほどマメな性格ではないんだけど、それでもまぁ人生の中で1度くらいは海外生活もやってみたいなと思ってたので、今は不安よりもちょっとだけ楽しみな気持ちが勝ってます。それでもまだまだ不安だけど。
何しに行くんだ、的なことはなかなか文章では伝えづらいと思ってるのでここには書かないけれど、このブログはまだまだダラダラと続けていきますので何となく雰囲気は伝わるかもしれません。

具体的な出発時期などはまだこれから決まっていく予定。あと1ヶ月半くらいはまだ日本にいるはずです。

なにはともあれ、今後ともなにとぞよろしくお願いします。

(渡米前に会いたい人、いっぱいいるのでまたオフ会的なことできたらなぁとも思ってたりします。)
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たしか4月に行ったのだけど、書くのを忘れてたので思い出しながら。なんとなく感じた違和感を思い出す作業。

コメ展。

ディレクターは、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんと、文化人類学者の竹村真一さん。

日本の重要な食文化の1つであるお米。食べるということだけではなくて、文化としてのそれを、デザインの視点で捉え、伝えようとする展覧会。

とてもチャレンジングな展覧会だったと思います。知ってるようで知らないコメの側面を、美しいグラフィックや映像とともに存分に知ることが出来ました。

それでもね、なんだかちょっと感じた違和感もありました。
博物館的な展覧会であることは間違いなく。果たしてこれは、21_21という場所で開催するのがふさわしい展覧会だったのかなぁ、と。この場所には、もう少しカッティングエッジなものが似合う気がするのですね。

おまけに。

会場内ではartekのスツール60の脚が短くちょん切られて、子供用の踏み台になってました。見慣れたスツールが、なんだか地面に沈んでいるような感覚で不思議。
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Lunarfly306

スニーカーって、脚を包む・地面と足の間でクッションする、っていう基本的な機能はずっと変わらないのに、そのつくりかたや素材が特に最近劇的に進化しているものの1つだと思うのです。

ちょっと前にナイキがフライワイヤーなる製法を発表したと思ったら、もう今はフライニット。靴下のように1本の繊維から編み出されるニットを、伸縮性と耐久性が同時に求められるアウターシェルに使っちゃうっていうんだからホントにすごい。
ソールだって僕ら世代は“エア”一辺倒だったのが、最近では素材そのものの進化によってフリーソールやルナソールなんかの一体成形が主流だったりする。

こういうハイテックな方向性とはまた別に、スニーカーを形作る形態ボキャブラリーもまた、ガラっと変わってしまっていて。普段ハイテクシューズなんか滅多に履かないのに、このグラフィカルな見た目になんかグッときてしまって思わずスウェーデンからお取り寄せ。

Nike Sportswear Lunarfly 306

メッシュ素材のノッペリとしたアッパーに、伸縮性のある極太ベルト。そこに“JUST DO IT.”と。
ただスニーカーを履いてるというよりは、“ナイキ”を履いてるっていう感覚に近い。

近頃のスニーカーのデザインは、いわゆる「意匠」というよりは、製法そのものを発明する方向だと思うのです。このあたり、ユニボディを生み出したAppleのスタンスとかなり近いものを感じます。製法を開発して、なにに使えるかを考えるんではなく、こういうものをつくりたいという理念があって、そこに技術が追いついていくという順序。

シューレースはないんだけど、アッパーの伸縮性と絶妙な形状のベルトでピッタリとフィット。横方向の動きはダメかもしれないけど、エクササイズとかランニングぐらいなら十分追従してくれる。最小限の手数で、最大限の効果を。
しばらく大人げもなく愛用してしまいそうです。
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