HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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Safari

ウェブブラウザ、ではなく。

4年間ほど買い足しながら使い続けてきたプラマン。最近、仕事でサインを求められることが増えてきて、筆記具の位置づけがボクの中でどうも変わりつつある。なので、コレを生活の中に入れてみることにしました。
LAMY Safari 万年筆

ツヤのある真っ赤でシャイニーなボディに、EFニブ、純正赤インクを装着して。パッと見た瞬間にわかる「赤ペン」感が欲しかったので。

筆記具は、できれば無塗装がイイなぁ。というのがこれまで色々試してきた感想で。このサファリはロゴも彫り込んであるし、クリップも無塗装ステンレスだし、素材がそのままでなかなか理想的だったりします。

今の時代に万年筆なんて、というのが正直なところ。でも、だからこそ、使ってみるとやっぱり特別な感じがする。
サイン、という行為自体が特別だからかもしれないけれど、コレを取り出すと、サインをもらいに来た方の表情もグッとしまって、ドキュメントに緊張感が出ます。このあたりは、理屈じゃないシズル感。

試しにスケッチにも使ってみると、これまた緊張感があってイイ。スッと覚悟を決めて描かないと、線がダラけてしまうので、迷って引いた線はすぐに分かる。これは、発見だなぁ。
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生態学的視覚論


学生の頃、この本に出会っていなければ、ボクの世界観も、デザインというものに対する考え方もすっかり変わってしまっていたんだろうなぁと思います。

ふと自宅の本棚を見ると、その本がない。確か手元にあったはずなのに。いろいろと考えた結果、やっぱり原点回帰の意味も込めて再購入することに。

「生態学的視覚論(The Ecological approach to visual perception)」J.J.ギブソン

アフォーダンス理論、なんてもう一般的に使われる用語になってしまいましたが、当時初めてこの言葉と理論を耳にしたときは、なにかまったくボクの知らない世界の扉が開いたようで、沸々と熱い興味が湧いてきたのが思い出されます。

アフォーダンスという、世界のもつ絶対的“意味”を、人が発見することで行為が生まれる、という理論も刺激的だったんだけど、それ以上に、視覚的な知覚は人の能動的な動作によってもたらされのだ、ということの発見が、ボクにはより意味のあることだったような気がします。

つまり、世界の全ては関係性で成り立っているのだ。そう、考えるようになったのはこの頃からです。だから、大学での研究もアフォーダンスではなく、都市の視覚的レイアウトを集める、ってことをやりました。
最近は、というと、どう自分の思うとおりに回せるか、ということばかり考えてしまっている。だからもう一度、この本をはじめから読んでみようと思います。
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Design Method

最近はこういったデザインセミナーとかパーティーとか、イベントに参加する回数がグッと減ってる。まぁ、やらなきゃいけないことがたくさんあるからなんけど、それでも定期的に顔を出すことには意味があるなぁと実感した一日。

DesignMethod「素材との対話」
プロダクトデザイナー、秋田道夫さんのセミナーに参加して。

写真は秋田さん自身がデザインしたプロダクトを分解し、自己批評するという企画の後の消火器ボックス。

ちょっと失礼な言い方をしますと、秋田さんは、相変わらず「ふつうのいいおじさま」でした。おおよそデザイナーとは思えないほど、飄々としているし、セミナーでも、いわゆるデザインの話はしない。
ノイズを減らす暮らし方。そのためのお金の使い方。セミナーで印象に残ったのは、そんなお話。自分なりに咀嚼すると、限られたリソースを、いかに自分の思う行き先に向けて集中させるか、ということだったでしょうか。

それほどに、「デザインの人」なんだなぁと強く思った次第です。逆説的だけれど。

初めてお目にかかったのは2007年、D&Departmentの勉強会でした。ご本人と対面したのは、今回で2回目。そのころから人物像の印象はあまり変わっていませんが、今回ちょっと腰を落ち着けてお話させて頂いたことで、その内なる狂気をさらに感じたのもまた事実。

こちらが話をしているとき、グッと目線を集中して聞いている姿を見ると、ゾクゾクさせられました。
何はともあれ、いい大人が、いい日常について話をするのは、とても気持ちの良いことです。
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耐熱ガラス

僕の好きな素材の1つに、耐熱ガラスがあります。なんで耐熱ガラスが好きなのか、上手く説明できないんですけど、ふつうのガラスとはちょっと違う、独特のツヤ感とヌメっぽい質感が。

iwaki リップボウル

耐熱ガラスの質感が好きなんですけど、その中でもダントツにボウルが好きです。ポテっとしたプレス成形もいいんだけど、日常で使うにはブロー成形が軽くてイイ。

これも、ブロー成形です。丸っとしたカタチと透明なガラス、それと不釣り合いに薄くて軽いボウル。ふっくらとした縁取りもまた、心地良いカタチのファクター。ものに触れたときに発する、ちょっとふつうのガラスと違う音もまた、カラダのセンサーにちょっとした驚きをくれる。

話は変わって。
極力モノをふやさないためにはいくつか方法がある
1つは使わないこと。1つは使い回すこと。なんだと思います。 
というわけで、これも本来は調理器具としてのボウルなんだけど、わが家ではサラダボウルがわりに使っています。ここまでまんまるで透明で飾り気のない食器ってちょっと他にない。
もちろん、ご飯つくるときにもたまには使います。
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GreenFan2


急に冷え込んできたので、ことしもお役御免。わが家にやってきた時に入ってきた段ボール箱に、そっくりそのまま仕舞い込みました。
バルミューダ GreenFan2

今年で2回目のシーズンを終えました。

わが家唯一の「デザイン家電」と言ってもいいかな。
夏の間は大活躍。家に居る間は、ほんとにずーっと付いてる感じでした。

そよ〜っとした弱風がとても気持ち良いです。カタチを超えて、心地よい風をくれます。
使っていて、デザイン家電って意識したことはほとんどありません。
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presented by Yusuke Hashimoto "HASH DESIGN WORKS"