ソファって、実はこれまでのボクの生活には無縁なものでした。
でもなんとなく、今の部屋の中に居場所がほしいなぁと思ったとき、やっぱりソファかなと思って。
軽やかでやさしくて、日々と共に過ごせるカタチ。そんなモノをを探してました。そしてこれがウチにやってきて、4ヶ月が経過。
張地は、通常のラインナップないものをオーダーさせてもらいました。ありがとうD&Department。
かつてはソリッドなメタルの質感が好きで、住んでた部屋に木目調のインテリアが一切無かったボクが、いま選んだ、日々を共にするためのソファ。
柔らかでおいしそうな座面と、厳島神社の鳥居をモチーフにした何気ないフレームの造形。張地を変えたおかげで随分印象は違って見えるものの、60年代にデザインされたものらしさ、という印象は変わらず。
フレームはノックダウン式。安定感という面では多少劣るものの、生活の場所を半固定ぐらいにするライフスタイルにはピッタリだと思う。バラしても使えて、追加もできる。そんなフレキシビリティがまたイイ。
ちなみにフレームは「キノママ」。これまでは捨てたり着色部にしか使ってなかった色ムラがある木材も、そのまま使ったもの。今はもう、見た目の美しさだけがプロダクトの全てではないだろう、ということ。
「ロングライフ」という言葉が溢れる今日この頃だけど、それってつまり“日々を共にする覚悟のあるカタチと、それを選べる自分”の関係があって初めて成り立つものだと思うのです。