HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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年の瀬2012

2012年もおわりです。

今年もいろいろありましたけれど、ボクにとって一番大きなできごとは、引っ越しして生活環境ががらっと変わった、ってことだったのかもしれません。
新しい家に連れてきたイスたち。

そのおかげで、ぼくの生活に必要なものと、そうでないものが、一度大きく整理できた年だったとも思えます。
まだまだ世の中は不安定だけど、大事なものは見失ってはいけないし、大事なものはなんなのか、考え続けることが大切なのだなぁ。

年の瀬に、ガンジーさんのステキな言葉を見つけたので、これで今年を締めくくりたいと思います。

「あなたがする行動のほとんどが無意味であったとしても、それでもあなたはそれをしなくてはならない。それは、あなたが世界を変えるためにではなく、世界によってあなたが変えられないようにするためにです」
マハトマ・ガンジー


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Y+T MOCA

きっかけは、ご本人から表現に自らの作品を大量に寄付したいとの申し出だったそうで。その数、作品・資料含め3000点以上と。この経緯だけでも凄いのだけど、それを、既存美術館を改装した場所にあらたに美術館を設けたというスキームに興味がいくところ。

会館当時から気になっていた、横尾忠則現代美術館に行ってきました。

建物はかつて、建築家・村野藤吾さんが設計した原田の森ギャラリー(旧兵庫県県立近代美術館)西館を、外観はほぼそのままにリニューアルしたもの。
縦方向の構成は、1階を透明性の高いエントランス空間、2階以上を閉鎖した展示空間にしていて、オーソドックス。それがそのままRCの巨大なボリュームを持ち上げるという立面の表現になっています。

面白いのは、そのボリュームをピン接合で受けていて、接合部を表出させているところ。巨大なコンクリート塊を思わせるボリュームが、不安定な接合で“載っている”ような感じです。

展示は、横尾忠則作品の洪水。初回展示のテーマである「反復」をうまく理解できる構成でした。1人の作家に焦点を当てる美術館として、これからのキュレーションに期待です。

運良く当日、ご本人がライブペインティングされていました。クラシック音楽のBGMと相まって、モダンな空間が荘厳な場所へと変貌。ライブのもつ力、すごい。
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イルミナイト

夜の寒空の中、万博記念公園へ。このイベント、去年もやってたそうなんだけどまったくスルーしてました。

いわゆるイルミネーションイベント、には興味ないのだけれど、太陽の塔がビーム・ペインティング(=プロジェクション・マッピング)されるというので。
イルミナイト万博 2012

場所柄・季節柄、会場はファミリーでいっぱいでした。
映像の演出も、ターゲットがそちら向き。

岡本太郎さんが見たら、どう感じるんだろうか。と、思ったりしながら寒空の下で太陽を見つめていました。芸術は、爆発だ
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鶴ヶ島

 ちょっと東京に行くことがあったので、ヒカリエの8階にも行ってきまして。目的は、東洋大学の設計課題の展示を見ることでした。
鶴ヶ島プロジェクト。 仕掛けた人、建築家の藤村龍至さん。
プロジェクトの概要はFacebookのオフィシャルを参照。

建築というものは、その社会的インパクトの大きさから、過去様々な政治戦略のツールとして使われてきました。建築が“大きくて重い”(引用元)がゆえに、です。

建築にはそういった側面もあるということを、学生もなんとなく雰囲気として感じているのだけれど、いまいちリアリティがない。対戦相手が大きすぎて、どうやってコミットすればいいのか分からないというのが、ボクの学生時代の正直な気持ちでした。で、結果向き合わない。

そこを、「役割分担」という仕組みを導入し、大きな「公共」へとうまく大人の手で導きながら、市民も巻き込んで解決策を考えるプロジェクトとして構成した手腕は素晴らしいと感じました。

藤村さんはこう言います。「日本で一番の建築家は、田中角栄ではなかったか」と。この言葉がもつ意味を、改めて考える時期なのでしょう。「公共性」なんていうと、みんな構えちゃうんですけどね。結局それって、自分の身の回りで起こっていることを、自分のこととして考えられるかどうか、ってことなんじゃないかと思ってます。

福岡伸一さんが著書『世界は分けてもわからない』で、書かれている言葉に、あぁ、そういうことだなぁと思ったのでした。

「私の感じてる疑問や問題は私が取り組むべき」
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リピーター

“ずぼら”なぼくは、日常的なことってあんまり考えたくないのです。

今日はどのグラスで水飲もうとか、どのタオルで顔拭こうかとか、どのお箸でご飯食べようとか。特別でない日常に、バリエーションを持たせること自体に豊かさは感じないというか。
淡々と過ぎていくことに意味のあることがあって、そういうことは、ひたすらに“淡々と”過ぎていくことを望みます。

なので、ボクの毎日を安心して預けられるもの、なんの意識もせずにリピートして使い続けられるものを、なんの考えもなくどんどん買い増ししてゆけるというのはとても大事なこと。

というわけで、そんなものの1つになってしまったコレを買い増ししたのでした。
SCOPE ハウスタオル

前回のエントリーで「ベージュ系を…」なんて書いてましたね。予言だったのか(笑

ふうわりしているのだけど、しっかりもしている。驚くほど水も吸ってくれます。毎日カラダに触れるものだから、安心して使えるものを。ほんとうに、満足度高いです。
ズボラなひとにぴったりの、上質な日用品。
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モビリティ

 それなりの都市部に住んでいるので、日常的につかう移動手段は電車・自転車がメイン。これだけあればたいていの行きたい場所にはスッと行ける気がします。つまり、生活するということに対しては、コストをかけてまで自動車を所有するメリットはない、と。

では、これ以上何も必要ないのか、と考えてみるとそんなこともないのかなぁと思ったり。自転車未満、徒歩と電車をつないでくれるような“乗り物”があればイイなと考えてました。そのまま電車のに乗れてしまうような。あるいは、止める場所を気にせず近所にフラッと行けるような。

というわけでちょっと大げさに表現すると、カーシェアリングに続く、都市型モビリティの実践をしてみたのでした。
Penny Nickel

スケボー、です。飛んだり跳ねたりすることはなく、日常的な「ちょっとソコまで」をアシストしてくれるモビリティとして。

クルーザーボードを自分で組もうかとも考えたのだけど、もっとお手軽にコンプリートのプラスチックボードにしてみました。ちまたでは小さなPennyが流行っているけど、乗り心地重視で大きいサイズをセレクト。

昔、バーニーズニューヨークのPVで、バリバリのモードな服を着た人が、スケボーで夕闇のマンハッタンを滑走するのがありましたけど、目標のイメージソースはそれかもしれません。

30才オーバーにして、初のスケボー。スイッと乗れるものと思ってたら、案外むずかしく。怪我しないようにボチボチ練習してます。

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