新しいモノをデザインするときに、「モチーフ」という考え方がよく使われる。たとえば自然界にあるカタチを読み替えるだとか、伝統的なカタチをモダナイズするだとか。
モチーフの分量を間違えると、とんでもなディズニーランダイゼーションが起こるわけだけど、これはいいなぁと思って部屋に吊ってます。
「PLUMEN」 デザインした人、Samuel Wilkinson
モチーフは電球のフィラメント、だそうで。そう言われてみれば、そう見えなくもない、ぐらいの隠喩感。
2つのループがねじれて交わる不思議なカタチは、パッと見た目ではどうなってるのかなかなか理解がむずかしい。でも点けたまま凝視すると目がやられるジレンマよ。
蛍光灯型電球の変形版と言いますか、ぐにゃりと曲がった部分がそのまま発光します。この“ぐにゃり感”はちょっとデザインされ過ぎなのだけど、それ以外を全部けずってしまった潔さがよくバランスしています。
裸電球よりも、もっとハダカ。電球よりもずっと省エネです。