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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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わかりやすい

今年の夏、祖父母の家に行ったときに撮った写真が出てきました。
せっか田舎にいったんだから、もっとまともな写真撮ってこいと言われそうですが。

何気ない、扇風機の操作パネルなんだけど。
、まるで「らくらくフォン」のような。

文字は大きく、間隔はたっぷり、色ははっきり。
つまりわかりやすい。

わかりやすいことは良いことだ。でも、必ずしもわかりやすくなくっちゃいけないものでもない。そのさじ加減には、いつも悩むところ。

“商品”の場合は、それを誰に売りたいか、というターゲットをある程度狙えるので、いくつかのデザイン手法を使い分けることができるのだろうけど。公共性の高いモノをデザインする場合は、文字通り老若男女ターゲットが絞り込めない。使って欲しいユーザー像、なんて悠長なこともいってられない。結果、「わかりやすい」ということには誰も反対できないので、安易にそれがコンセプトになっちゃったりする。

それで良いのか悪いのか、いつも迷うところ。
原研哉さんが言うところの、「エデュケーション」ができるようになれればなぁと思う日々です。
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PLUMEN

新しいモノをデザインするときに、「モチーフ」という考え方がよく使われる。たとえば自然界にあるカタチを読み替えるだとか、伝統的なカタチをモダナイズするだとか。
モチーフの分量を間違えると、とんでもなディズニーランダイゼーションが起こるわけだけど、これはいいなぁと思って部屋に吊ってます。
PLUMEN」 デザインした人、Samuel Wilkinson

モチーフは電球のフィラメント、だそうで。そう言われてみれば、そう見えなくもない、ぐらいの隠喩感。
2つのループがねじれて交わる不思議なカタチは、パッと見た目ではどうなってるのかなかなか理解がむずかしい。でも点けたまま凝視すると目がやられるジレンマよ。

蛍光灯型電球の変形版と言いますか、ぐにゃりと曲がった部分がそのまま発光します。この“ぐにゃり感”はちょっとデザインされ過ぎなのだけど、それ以外を全部けずってしまった潔さがよくバランスしています。

裸電球よりも、もっとハダカ。電球よりもずっと省エネです。
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