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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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さつまもの

2月いろいろ飛び回った中、鹿児島にも行ってきまして。主目的は他にあったのでごくごく短い滞在時間だったのだけど、いくつか気になる場所にも行ってきました。

メジャーな観光地にはあまり行かず、その土地でものをつくったり、場所をつくったり、ことをつくったりしているところをいくつか回って。で、ビビッと気になったモノを手に取ったらコレでした。

鹿児島で活動している陶芸家、城戸雄介さんが主催するONE KILN(1つの窯)。

なんの変哲もないカップ。なんだけど、内側にかけられたサクラ色の釉薬がステキすぎて、見た瞬間に春がやってきてしましました。

ろくろを使わず、型をつかって成形しているそうで、陶器らしからぬインダストリアルな雰囲気があります。そこが、これまでたくさん見てきた“民芸”的な器とは違ったところ。なので、シリーズというか、システムとして色々揃っているとサマになるんだろうな、と思ったりします。
だけどやっぱり陶器なので、完璧なカタチじゃなく、少し歪んだポテっとした佇まいはしています。工業製品と民芸品の、間ぐらいの存在感です。


D&Department KAGOSHIMA by maruya でも一部取り扱ってましたが、購入したお店はここ。

年期の入った蔵を改造したお店。ここも有名ですかね。取り扱いの商品点数はそれほど多くはないけれど、ちょうど気持ちのいい規模感だと思います。さてここから、どれだけの“さつまもの”が発信されていくのか。個人的には、「ちょうど良い“さつま”感」なんていう何を言ってるのかわかりにくいキーワードが浮かんでは消えていきました。
バランスが大切だと思います。
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業務用一号瓶

オサレなバルも、安い居酒屋もいいのだけれど、時々は立ち飲み屋さんで飲むのもいい。隣の人と肩が触れ合うぐらいの距離感で、カウンター越しにお店の人と話しをしながらちょっとお酒とアテを頂く。飲み過ぎる前に、疲れてくるのでサッと帰る気になる感じもまた、カジュアルで良い。

で、そんな立ち飲み屋で出会った日本酒の1合瓶。これがなかなか。
黒松 白鹿。

単色のプリントで、ごくごくシンプルにしてあるところからも、たぶん業務用なのでしょう。ネット検索しても、なんにも情報なし。

内容物を輸送するためのパッケージとしての瓶が、そのまま利用する時の食器になって。ガラス瓶なので、このまま湯煎すればすぐ熱燗になります。
キャップもスクリュー式じゃなく、王冠キャップ(もしくはオロナミンCみたいなマキシキャップかも)なところが、シンプルでなめらかな飲み口のカタチのために一役買っていて。

GKデザインがデザインした、キッコーマンの醤油差しに似た合理性を感じたのでした。
思えば立ち飲みって、合理性の結晶のような場所だよなぁ。省スペースだし、飲み食いの場所としては、必要最小限。
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1年

あれから1年が経ちました。

まだ1年。もう1年。
時間的な区切りになんて、あまり意味は無いけれど。
それでも大切なものを忘れないための里程標として、今日という日はとても重みのある1日でした。

ちょうど1年前のエントリーを読み返してみたり。コメントくれたyokoさん、Yaeさん、エイジさん。それぞれお元気でしょうか。こうした振り返りができるのも、ブログを書いてて良かったなと思えるところです。

僕自身の生活が、直接的に、なにか劇的な変化をしたわけではないけれど、僕自身の中身では、大きなものがゴロっと転がったような気がします。
実際に、いろいろと考え込むことも増え、また間接的に関わることもいろいろありました。ここから先はボクとして、成果を残せる仕事をします。
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テレビ

学生時代から使っていた、21インチブラウン管のテレビをいよいよ買い換えようと。
最近は、生活の中でそれほどじっくりテレビ見る時間もなくなっていたので、いっそテレビなし生活もありかなぁと思ったんだけど、映画は大きな画面で見たいし、いざというときにはやっぱり。

映りがどうとか、機能がどうとか。あんまり気にしないので、とにかくフレームが薄くて、黒くてまっすぐな「板」のようなモノがいいな、と思ってました。うん、昔のボクならそういう見た目重視の選び方。やっぱりソニーのブラビアはシュッとしたデザインで圧倒的にモダンで構築的。ナナオの中古を探してみようかとか、いろいろ考えたんだけども。

結局、アクオスにしました。ふつうの、アクオス。

たまにしか見ないものだし、何が良いのかわかりにくい時代だからこそ、“ブランド”としてしっかり永続的でありそうなのを、選んだ結果です。ロングライフ・デザインというやつです。いや今回はデザインじゃなく、ロングライフ・ブランド、かもしれない。

つぶさに見れば色々不満はあるけれど、おそらく5年経っても10年経っても、なんかふつうに空間に馴染んでいる。そんな気がするカタチをしてます。なにも特別じゃない感じ。周囲の風景と乖離のない程度に、良いデザイン。
背面には、デザイナーである喜多俊之さんのシグニチャーが。

結局はこういうところに、最後はなんかグッときちゃったていうのも事実だけど。
あぁ、モノを選ぶっていうのも、むずかしい時代なんだなぁと実感したのでした。

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2月

ご無沙汰しております。

あっ!という間に。いつのまにか2月が終わってしまいました。気づけば3月も4日が過ぎ。
1ヶ月もの間ブログを書かなかったことは、このブログ始まって以来のことです。自分でもオドロキ。

というのも、本業の方でモリモリと文章を書く仕事をしていて、自分の中のリソースが全部そっちに持って行かれてしまった、っていうのが原因でした。

いろんな所へ行って、いろんな人に会って、いろんな話して。いやはや大変だったけど、とても良い経験。

ほんとに、毎週毎週大阪には半分ぐらいしかいなかった気がします。でも、自分でもおどろくほど視野が広がり、価値観が揺さぶられました。その文章もまた、どこかで日の目を見ることになるんでしょう。
2月の立ち飲み屋にて。こんなところにもグッドデザインを見つけたり。

そんな感じで2月は終わってしまいましたが、相変わらずちょこちょこ書きたいことはストックしてあるので、2月の記事は後出しジャンケン的に書いていくかもしれません。
もし2月の記事が追加されていても、そぉっとしておいてあげてください。

というわけで、ブログやめちゃった訳ではありませんのでこれからもよろしくお願いします。
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