HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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闘う

草間彌生展を見てきました。
草間彌生節、炸裂といった感じで、いつものあのパッションが美術館の地下3階に充満。
草間彌生展「永遠の永遠の永遠」@国立国際美術館

(年齢のことを言うのは失礼だけど)あの歳で、およそ3年間で100作を超える連作。制作意欲が溢れ出てる感じがビンビン伝わってきます。その、意欲自体が作品なのかも、と。

で、会場で気になった草間さんの言葉。「闘う」。

至る所で話題になっていた、朝日新聞での川久保玲さんのロングインタビュー
ここでもまた、「闘う」ことが言及されている。

僕たちは、闘うことを忘れちゃったんだろうか。闘うことから逃げてるんだろうか。
いや、「闘争心」がなくなった訳じゃない。でもそれは、争うことや競うこと、とはちょっと違うんじゃないか、とも思う。誰とも違うなにか、でもないような気がする。

川久保玲なんてたいしたことない」なんて言うヒトもいるが、それもまた違う気がする。

「闘う」にかわる、僕たちのスタンスってなんなのだろう。シェアとか共感とかも言われるけれど、それもまた、「闘う」という言葉と並ぶもんじゃない気がするし。
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留寿都

留寿都とかいて、“ルスツ”と読みます。
毎年の雪山遠征。美味しい食べ物と、美味しい雪を目指して、今年も北海道まで。
羊蹄山をバックに、はしゃぐボク。
板はサロモンのBBR。これ、バツグンに良い板でした。

ANAの機内誌「翼の大国」に旭岳の特集記事がありまして。そこに、こんなことが書いてありました。

雪山の中に入ると、雪の中にいるというよりもむしろ、雪の“結晶”そのものに包まれているような感覚(になる)。

まさにそうだなぁと思いました。
身の回りの環境がいつもより細分化され、キラキラと、粒子のままに感じられるような。そんな3日間。

ゲレンデには相変わらずひともまばら。ホテルの部屋は人生初のメゾネットという豪華仕様。また、心をザブザブ洗濯して帰ってきたのでした。
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道具考

数年前からまた本格的に雪山へ行き始めて、そろそろ道具もアップデートしないとなぁと思ってました。

んで、とりあえず足元からってことで、思い切って。
LANGE RX100

それっぽいロゴ配置とカラーリングがツボです。

普段はネット通販を多用するボクですが、こういう身体にすごく近い道具を買うときは、コミュニケーション取りながら選べるお店が必要です。
もやっとした希望と、身体の特徴をしっかり分析して、無数にある選択肢のなかからボクが選べる範囲までグッと対象を絞ってくれる。どこでも言われてることだけど、流通の効率性でどうしても劣るリアル店舗は、今後ますますこういうモノを手に入れること以外の価値を提供できるかが大切なんだなぁと、実感したわけです。

そんな中、お店のベテランスタッフがおもしろいことを言ってくれて。
「スキーも道具でするモンですから、道具が変われば身体の使い方も変わりますよ。そういうものです」と。

考えてみれば当たり前なんだけど。ふつうは、身体に合わせて道具が変わるって思いがち。でも、目的へのジャンプ力が必要なとき、テクノロジーが身体性を追い越しちゃうってこともあるんだなぁと。

ヒトに合わせる、道具に合わせる。いろいろある。
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シンプル

海外に行くと、いつも電気屋さんとか、文房具屋さんとか、スーパーマーケットとか、そういった類いのお店に必ず行きます。観光気分じゃあまり行かない所だと思うんだけど、必ず行きます。

日本じゃ見ないメーカーだったり、機能だったり、カタチだったり、色だったり。そもそも用途不明な道具だったり。そういうの、目の当たりにするのが好きなので。

で。
これは学生の時に、たしかニューヨークの電気屋さんで買った電話機。
物入れを片付けてたら、出てきました。懐かしい。

今でこそアマダナとかプラスマイナスゼロとかあるけど、当時の日本の電話は、ほぼ必ず“親機”と“子機”がセットになってるか、コードレスでない親機単体か、どっちか。
ワンルームに2台も電話はいらないし、かといってコード“アリ”はめんどくさい。子機だけで機能するような電話機を探していたら、、、なんとアメリカにあった、というオチ。

ぷっくりしたボディは、“日本的シンプル”なラインではないし、必要なのか分からないアンテナついてるし。写真じゃわかりにくいけど、結構厚みとボリュームがあって、アメリカンなカタチであることは否めない。
でも、ボディはシボのある樹脂製で全くの無塗装。充電台だけはシボありとツヤありの同色同素材が使い分けられてて。ポイントに、青い留守電再生ボタンがひとつ、これも無塗装。実はなかなか小技が効いてたりする。

機能と素材のシンプルさに、コレかもなぁ、と思って日本で使えるのかどうかも確認せずに買って帰ってきたのが思い出されます。

ボクの考えるシンプルは、案外こういうことがベースになってるのかもしれない。
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駅の時計

このタイトル。このブログでは、なんと3回目の登場です。どんだけ好きよって話ですが。

新居にプレゼントする用に、時計を探してて。思い浮かぶものは多々あれど、ウッディな内装なので、何が合うかなぁと思ってたら、あぁコレだと。
無印良品 「駅の時計・電波ウォールクロック・アイボリー 掛時計(スタンド付)」

むむ、商品名が長い。

もう発表から何年も経つ「駅の時計」だけど、やっぱり「駅の時計」だけあって安定してます。なんというか、古くなる気配がしないのがすごい。

それでいて機能はしっかりアップデートされていて、これも中身は電波時計になってる。リビングの時計で秒針がコチコチいうのはイヤなので、秒針がないっていうのポイントです。
フレームも、樹脂じゃなくてスチール。そこに、やさしいアイボリーの塗装。文字盤もただのプリントじゃなく、立体的になってます。

そりゃ7,900円もするわけだ。

こういう、横長の長方形っていうのは、なんだか生活の中でやさしい表情を見せてくれる。背伸びしたカタチよりも、とんがったカタチよりも、どしっと安定したカタチ。うん、過不足なく、イイ感じ。
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謹賀新年

あけましておめでとうございます、2012。

いろんなことがありすぎた2011年。ボクもちょっと最後は息切れ気味でした。
今年は2年ぶりに、なじみの波打ち際を散歩しながらのんびりお正月。
みんな笑って過ごせるように、ニコちゃんにしてみました。

いろんなことをこなすのに必死で、人から見える筋肉ばっかり鍛えていた感じ。おかげで見た目にはマッチョになったものの、視線がすごく下向きに、未来が見通せなくなってる。

さて2012。例えば背筋とか、インナーマッスルとか。そういう部分をしっかり鍛えて、バランスを整えていきたいと思います。見えない部分に目を向けて、ずっと先に光を見いだせるように。そういう1年になれば、と。

というわけで、今年もどうぞ、よろしくお願いします :-)
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