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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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基本原理

余裕のない毎日だけど、そんな時間の過ぎて行き方にツイッターというメディアが割とぴたっとハマっています。タイムラインに流れる玉石混淆な情報が、手っ取り早く脳みそを活性化してくれる。

この本もそう。デザイナーの山中俊治さんがつぶやかれていて興味をもったのが読み始めたきっかけ。「何度これに救われたことか」という言葉を見て、本に救われるとはどういうことか、とも。
「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤング

たぶん、僕がこれまで読んできた本の中で、一番(物理的に)“薄い”。それが手元に来たときの驚きの第一印象でした。それだけでもかなりのインパクト。
余計なことははほとんど書かれていなくて、訳者のあとがきまで含めてもほぼ100ページ。そのうちヤングさんの書いた部分は57ページ。1時間もあればさくっと読めてしまいます。
読後の、そのズバリ感がまたかなりのインパクト。

「アイデアは新しい組み合わせである。」
ヤングさんはそう書いています。そしてそれを実現するための5つのステップも、ものすごく簡潔。
自分の中からアイデアがわき上がってくるプロセスや、アウトプットしたものを改めてロジカルに見直したことはなかったのだけど、割と思い当たる節があるのです。
アイデア抽出をシステマチックにやるための本ではありません。ただ、アイデアが、ごく一部の天才のものだけではないと分かるのは、まさに“救われ”ます。

日本語版の初版は1988年。それから23年の月日が経ってもまだ、内容が古びれないというのはまさに真理を突いているから出はないかと思います。
後半の、竹内均さんによる解説がまた素晴らしいです。そちらも一読の価値あり。
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怒濤の日々。

友人の結婚式にビデオをつくってあげたら、お礼にとボクの大好物を贈ってくれました。そう、ビール。届いた重たい段ボールを開けてビックリ。キリン一番搾りの大瓶が12本入ってて。

せっかくなのでまじまじと観察してみると、最近の瓶ってだた茶色いだけじゃなく、表面にミラー加工がしてある。紫外線対策?
そもそも自宅で瓶ビールってなんかイメージないなぁ。ならば、瓶ビールに一番似合わないシチュエーションで写真撮ってやろうと考えた結果、青空をバックに。
青空と瓶ビール

瓶ビールって屋外では飲まないイメージ。

これだけ缶とかペットボトルとかが全盛の時代に、瓶の存在って何なんだろ。
リターナブルだからエコとか、そいういうことだろうか。それにしてはこの表面のミラー加工はもろすぎると思うのです。輸送するにも重すぎるし、なんせ壊れる。

それでもやっぱり結婚披露宴なんかの場では瓶が活躍するし、あれが缶やペットボトルだと興ざめしちゃう。既存のイメージに引っ張られるけど、瓶は瓶で正しいのです。
ペットボトルのボジョレー・ヌーボーが、なんだか味気ないように。
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クラマタ

ロッポンギ、トーキョー。

一時期のバブリーな浮き足だった雰囲気はすっかり落ち着いて。でも(個人的に)馴染みきれない感じは相変わらず。そしてここも例に漏れず、中国からの訪問者であふれてる。
時間の隙間を縫って。
「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展 ー夢見る人が夢見たデザインー」

倉俣史朗の良さを、ボクはまだ分からずにいたのだけど、この展覧会で展示されていたアクリル・スツールと、4脚のミス・ブランチに出会って、あぁなるほどこういうコトだったのかとスッとボクの中に入ってきたのでした。

夢見たデザインというよりも、夢見るデザイン。
デザイン自体が夢のような、無重力感をまとった具象・具体。当たり前のようにそこにあるものに、抵抗する姿勢。

そうそう。4脚あるミス・ブランチだけど、そのうちの1脚だけは微妙につくりが違うことに気づきました。あれはなんだったんだろう。試行錯誤の跡、のような。実物見て気づいた方は、こっそりボクに教えてください。
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定例

定例の月一トーキョー。
日帰り大移動も、最近はずいぶん慣れてきた。
地下鉄サインにアイアンワーク。

池袋に視察に行ったなぁと思ったけれど、もうそれは一ヶ月も前の話。
地下空間という、限定された空間を逆手にとって、閉じた世界感を構築する試み。

でもやっぱり時にはのんびりもしたい。春になったら駒沢公園でピクニック、とか。
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粉雪

始発の地下鉄に飛び乗り、神戸空港から飛行機と電車を乗り継いで、目的地はトマム。
トマムって名前がかわいい。ちなみに隣の駅の名前は“しむかっぷ”でした。

というわけで。
北の大地でさらっさらの雪にまみれてココロの洗濯。ザブザブ。
誰もいない雪山。

板を担いで30分のハイクアップも。
自分でもよくやるなぁと思ったけれど、登り切ったそこにはまだ誰も踏んでない真っ新の雪。

僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る。

まさにそんな感じ。
乾燥していて気温の低いトマムでは、本当の粉雪に出会えます。積もっても風で飛んでしまうその雪は、パウダースノーでもシャンパンスノーでもなく、アスピリンスノーと呼ばれるらしい。

旧正月の期間だったようで、中国からの観光客がたっくさん来てました。ホテルのエレベーターで自分たち以外全員外国人だったときは、どこに来たのか分かんなんくなったり。こんなところで世界経済の勢力が移り変わっていることを、まざまざと感じたのでした。
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