疲れた体にムチ打ちすぎて、朝から大寝坊するトラブルを巻き起こしつつ、一路雪山を目指す週末。
当然ノルウェーに行ったわけではなく、目的地は兵庫県の峰山高原。映画『ノルウェイの森』のロケ地に使われた場所なんだそう。映画、まだ見てないけれど。
スノーハイク。
今回は滑るのが目的じゃなく、歩くのが目的。
スノーシューっていう“かんじき”みたいなモノを履いて、雪の積もったフィールドを歩き回ります。
雪が天然の吸音材になって、林の中は不思議な静けさ。ヒトがまだ入っていない新雪を踏みしめながら、あるく。自分の中に澱のように溜まったドロドロしたものがデトックスされていく感覚。
まっ白な雪に囲まれていると、自分までまっ白になれる気がする。
まぁそれも、“気がする”だけで実際は、雪の白さに近づけるわけもなく、その差分の大きさに愕然としたりもするのだけど。
で早速、翌日映画を観てきました。
いろいろ感想はあるのだろうけど、ボクはすばらしい映画だったと思います。
「人間らしいな、人間だな。」
そう、感じたのでした。やっぱり雪にはなれないなぁ、と。