東京的東京
マリオ・ボッタが設計した、しましまボーダーの外観。適度に坂があって、くねった狭い道もあって、ちょっと張った空気感もあるこのあたりの街が好きです。
藤本壮介展「山のような建築 雲のような建築 森のような建築」
太っちょさんには、ちょっときついかもしれない会場構成。特に3階はキツイだろうな。
直喩的に山・雲・森が取り上げられているけれど、おそらく“like=○○のような”よりも、“as=○○としての”、という表現の方がしっくりくる感じがします。
見る者に、主体的な思考を促す展示。そこにはきっかけしかありません。
副題につけられた「建築と東京の未来を考える2010」というテーマもしかり。チケットが会期中何度でも入館できるパスポート制なのも、思考は変容するという前提に立ったアイデアなのかもしれません。
自然をテーマとしてとあげつつ、かたや東京もテーマになっている。
どうもこの関係性が、ボクとしてはしっくりこなかったなぁと。なぜこの文脈で東京なのかってところに、もう少し補足が必要なのかも。東京の人にはすんなり入ってくるものなのかな。