短い短い夏休みは、1年半ぶりのバイクにまたがって瀬戸内まで行こうと。
瀬戸内国際芸術祭へ行こうと。
大阪南港から
さんふらわあに乗って小豆島へ。作品をたくさんみて、オリーブサイダー飲んで、そうめん食べて。小豆島から高松に渡り、そのまま丸亀へ。
猪熊源一郎現代美術館の夜間開館を堪能して、一鶴でひなどりとビール。で、1日が終了。
2日目はまた高松に戻って、バイクを港に置いてフェリーで女木島へ。ぐるりめぐった後、またフェリーで男木島へ。男木島を駆け足でめぐって、女木島へカムバック。ぼんやり夕陽に包まれた後は、夜のこもれびプロジェクトで星を捕まえる。
3日目は高松で朝から
釜バターうどん食べて。香川県庁舎を4回めの訪問で初めて中まで見ることが出来ました。椿昇さんのPROMを見学してから、早めに香川を出発。
ジャンボフェリーで三宮へ渡って帰ってきました。
今回、一番印象的だった女木島の展望台からみた風景。
はっきりくっきりした夏っぽい風景ではなく、なんとなくモヤがかったような、曖昧性のある風景。コントラストは低めで、全体的にブルーで、やさしい風景。
全身汗だくになりながらアートを巡る体験というのも、なかなか良いものだなぁと再認識。ただし、この季節、本気で本気で汗だく、だくだくになりますけどね。でも、一度はこの暑い季節を経験するのはすごくイイことだと思った。まさに、体験が“身に成る”感覚。
アートと自然。アートと島、せとうち。一見なんの関連性もないもの同士が同居する(良い意味での)居心地の悪さと、サイトスペシフィックな作品群は、ヒトの感覚を研ぎすまさせてくれる気がする。
小豆島の棚田。
気になるのは作品そのものなのか、それとも周囲との関係性なのか。撮った写真を見てみると、“引いて”撮った写真と、作品にフォーカスした写真とが結構はっきり分かれていて、その時ははっきり認識していなかったのだけど、写真には正直でした。
小豆島は、引きの写真がやたらと多かった。
島の環境でいうと、男木島が圧倒的に面白い。
フェリーから、男木島。
一般車両の上陸がNGなほど小さな島。港から駆け上がるように集落が丘に張り付いていて、いろんな路地や、坂道、魅力的な環境が形成されてる。街区の成り立ちが、なんとなくイメージできるぐらい。簡単に“魅力的な環境”だなんて、言ってはいけないことは分かってるけど、それでも言いたい。
当然、小豆島や女木島とははっきりと性格が異なっていて、そこに置かれる作品も、他の島とは違う。
時間切れで男木島も最後まで見れなかったし、一番行きたかった豊島はまだ手つかず。それでも時間ギリギリまで粘ることなく、さわやかに、後ろ髪惹かれることなく充実して帰って来れたのは、フェリーの時間やバスの時間や、自分ではコントロールしきれない、個人の効率だけでは成立しない状況があって、それを受け入れることが出来たからだと思う。
でもって、また来ればいい、当然また来るでしょ、と感じ取ったんだと思う。
作品のことは、会期が終わる頃に書ければいいかな。
そこに行かなきゃ絶対に分からないもの。それがありました。
すでに次の日程を考え始めてます。
回り方のコツや、現地情報などは追って。もしくはつぶやきにて。