ひさしぶりに平日がお休み。朝から寒いので、ベッドでぬくぬく。そんな幸せな日の続きに、行きたいところをざっと思い浮かべて。
週末はものすごい混みようだってウワサを聞いてたので、もうコレしかないと。このタイミングで、行くしかないと。
井上雄彦「最後のマンガ」展 @サントリーミュージアム
影響されちゃって、思わずiPhoneの壁紙を変更。文句なしにカッコいいのです。
2008年に上野で初めて展示されてから約2年。熊本に巡回して、ようやく大阪でも。
『スラムダンク』と『リアル』はがっちり読んだんだけど、じつは『バガボンド』はあんまり詳しくなくて。それでも、面相筆と墨で描かれるその絵の迫力は、どこからともなくボクの中に入り込んでいて、今回それが溢れ出しました。
空間に展示されたのは紛れもない、マンガ。構成はコマ割りのごとく。
展覧会は、“読む”べきもの、として周到に準備されてます。
終わった後の感想は“読み切った”。そういえばツイッターでも、展覧介護に「読了」ってつぶやいたなぁと。
井上雄彦さんの絵はもはやマンガではなく、絵画のようだとも言えるけど。でもやっぱりマンガでした。どちらが“上"か、ということじゃない。芸術絵画のように、絵そのものの意味を考える必要がないほど迷いなく、そして分かりやすい。
だからこそ、薄っぺらいものとそうでないものの差がはっきり分かる。あとがきでようやく理解できたのは、展覧会のタイトルである「最後」が、見る人にとってではなく、作者にとって、だったんだってこと。その覚悟が、この展覧会のすべてです。
たぶんね。
ミュージアムグッズもイイ。
「井上てぬぐい 武蔵」
武蔵の絵柄がドーン、なてぬぐいです。あぁ、てぬぐい。そしてこれもやっぱり、
かまわぬ謹製。ツボ押されまくりでした。