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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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クネクネ

 中之島線は、新しいだけあってさすがにデザインコントロールが行き届いてる感じがします。後から追加したようなステッカーのサインも、きっちりフォーマットが定まってました。


各駅階段の手すりはクネクネしてまして。最近いろんなところで見かけるようになったやつですね。ボクはこれ、あんまり感心しないのですけど、一段一段体を預けて上り下りする人にとっては、使いやすいようで。


手すりが必要な人にとっては使いやすい、でも、手すりを補助的に使う人にとってはとっても使いづらい。制限されることも多いです。


新駅のうち、なにわ橋駅の出入り口だけは、安藤忠雄さんの設計です。ほかは木製のボックスなんだけど、なにわ橋だけは半アーチ形状になってます。


で、ですね。なにわ橋の駅から地上にあがってきて、妙な違和感を感じたのはそう、手すりでした。


なにわ橋の出入り口


この駅だけは普通の2段手すりになってる。たしかに、クネクネした手すりの視覚的な“やかましさ”は、安藤建築には似合いません。個人的には少し、ホッとしていたり。

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キャバレー

3連休の初日の土曜日。サタデーナイトフィーバーよろしく、キャバレーナイトフィーバー。あ、というか思いっきりお昼間でしたけども。

京橋のキャバレーを貸し切りにして、先輩の結婚パーティー。

ラブホテル街のど真ん中にあるキャバレー。こういうところが会場貸ししてるって初めて知りました。ボックスシートと、おっきいシャンデリアと、ネオンが光るステージが雰囲気。

グラフィック制作や、毎度のことながらカメラ持ったりして、すこーしだけお手伝いさせてもらいました。

事前準備も含めて、ものすごいパワーかかってます。
あらたまって、直接「おめでとう」って、なんだかちょっとこっぱずかしいんですよね。だからみんなで、力の限り楽しむ。自分のもってるスキルをつぎ込む。3時間のパーティーを永遠にするために、全力投球する。

そりゃもう体力的にはいっぱいいっぱいなんだけど、こういう“遊び”って、やっぱりいいなぁ。

で、最近の自分はどうか。っていうところです。
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One Man Wrap

どこぞのミュージアムショップで、いつぞやに衝動買い。


プロパガンダ "ONE MAN WRAP"

イヤホンとかの長過ぎるケーブルをぐるぐる巻き付けるアレです。Mr.P(どうやらそういう名前らしい)にぐるぐる巻き付けます。

苦しそうな表情に感じるのは悲観じゃなくて哀愁だぜ!
無造作にぶら下げてると、人格疑われそうですな。ほっほっほ。
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MGR

年代というか、世代というか。
中学生だったか、高校生だったか。リラックスとか読みんでは渋谷系(?)に憧れていた僕にとってのグラフィックデザインの入り口。初めてデザインというものを“意識”したのは、このユニットの存在が大きい。

グルーヴィジョンズ MGR

最近でた作品集をペラペラとめくっていると巡るのは、懐かしさじゃなくて“同時代性”でした。間違いないという感じ、というか。

ヘルベチカというフォントの名前を覚えたのもグルビのおかげ。インダストリアルなものをかっこいいなと思ったのもグルビのおかげ。作品に番号をつけていくスタイルとか、チャッピートとかね。
堅苦しかったり、小難しかったりの印象を持っていた“デザイン”というものを、ゆるーく噛み砕いてくれたユニット。ボクにとってはそんなね、存在かもしれません。京都発だっていうのも、ポイント。
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コンパクト化

片付けをしていたら、昔のiPodの箱が出てきました。おぉ、懐かしい。こういうの、捨てられない人なのです、じつは。

ひさしぶりにみた感想は「でかっ」でした。

左:現行のiPod nano  右:第4世代iPod  現行モデルの方が、圧倒的に洗練されてる。

輸送コストを考えると、そりゃ小さい方が、いいに決まってます。一度にたくさん運べるから、二酸化炭素排出量も押さえられるし、消費エネルギーも少なくてすむ。
そういえば、MacBookの箱も、PowerBookに比べると(実感で)体積比1:2ぐらい小さくてびっくりしました。

昔はなんでこんなに大きかったのか。考えてみたのだけど、やっぱり売り場でのインパクト勝負なんですかね。iPodもこれだけ浸透すれば、“ガワ”で勝負する必要はない、と。
最近のアップル製品はびっくりするほど説明書がアッサリしてるっていうのも、コンパクト化できている要因ですかね。

しかしこの大きい方のパッケージは、よくできてる。かなり複雑な構成なのだけど、分解してみたら、全部繋がった1枚に戻りました。設計した人すげー。
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なの

MacBookにあわせて、iPod nanoも購入。だって、ナイキプラス、したかったのだもの。

いままでがっつり大きな第4世代iPodを使ってたもんだから、まだそのコンパクトさが手になじまないでいます。インフォバー2のように、ゆるくラウンドしたボディーも、なんだか手になじまない一因なのかも。よく落としそうになります。
手の中に、なかなかフィットしないカタチ。


上から見ると両サイドの屈曲部だけ、アルミが肉厚になってます。

均一な厚さだと突端部に応力が集中して、確実にへしゃげてしまうだろうから、当たり前といえば当たり前。でもこれが材料的にも形状としても、合理的なカタチかというとそうじゃない気はします。

スパっと輪切りにした感じとか、エッジの立ち具合とかは相変わらず。総じて満足度高いんだよなぁ、悔しいのだけど。そしてなによりね、小さいのがね、今の気分にぴったり。
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中之島線

開通してもう20日ぐらい経ちましたか。曇り空の下、買い物ついでに京阪電鉄の中之島線を見に。

地上の出入り口は、スリットが入った木製ボックスで統一されてます。個人的には中之島って、石とレンガのイメージなんだけどね。
メンテナンス大変だろうなぁと思いつつお(カギとかで相合い傘彫っちゃダメですよ!)、でも、今は少し彩度高めな色味が色あせて、周囲の風景にだんだん馴染んでいくことを想像すると、このチャレンジングな外装には拍手したいです。

コンコース内装にも木を。天井が高くとれる場所は、できるだけ高く。あとは極力統一した仕様でコストダウンをはかる。たぶんそんな思想で設計されてます。だから、駅ごとの個性も控えめ。
駅としては、まぁ、駅ですね。従来的な、だれもがイメージする駅のカタチです。

その場にいた時はあまり気にしてなかったんだけど、地下駅ではあるものの、木製の内装のおかげでずいぶんと閉塞感がない気がします。帰ってきて気づいた感じ。照明も、改札の内外で色温度を使い分けてあって。木はずいぶんと“効いている”。

一番良かったのは、川沿いのプロムナードが整備されていたこと。

川を見下ろせるように、車道よりも少し高いレベルに整備された歩道。そこに点々と木製のブロック(=駅)が並んでいて。風も景色も、気持ちいい。
唯一、安藤忠雄さんが設計したなにわ橋。半アーチ系のカタチは、西宮市貝類館でも見られたカタチ。

突き当たりには、中央公会堂が。

でもここでは、道路の両側に相対して配置することによって、中央公会堂へのゲートのように機能してる。ああこれは、良いなぁと思ったのでした。

駅間がとっても短いので、事業として成立するのかいらぬ心配が湧いてきます。が、川沿いが整備されていくのはなんだかうれしいなぁ、と。
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細部と全体

敬愛する先輩と、D&Diningで、ビールとワイン飲みながら、ライティングについて、とか。あいつこないだテレビ出てたよ、とか。あと、なんとなく核心めいた話を少し。

ノリタケのフォークを眺めながら。

「この丸いふくらみは、何ミリぐらいふくらんでるのがいいか。何番目のふくらみから小さくなるのが、一番気持ちいいか」を考えたい気持ちと。
「全体のシルエットとコンセプトメイキングと。何ロットをつくって、どこのどんな人に届けるか」を考えたい気持ちと。

モノとして“売れる”ためには、当然ながらこの両輪がうまく回らないといけない。それはプロダクトも建築も同じで。
作業としてのデザインと、マネジメントとしてのデザイン。この2つは大きく違う。ほんとは一緒くたに考えたいのだけど、きっとそこには大きな壁がある。意識の壁と、組織の壁と。
じゃぁ一緒くたに考えられるようにするにはどうすればいいか、とか。両方やりたいよね、とか。

規模の問題、なんでしょうかね。安易に考えると、そんなところに着地点がありそうで。なんの解決にもなってないなぁと。
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