ここ数年は、毎年来ている学会へ、今年も。
不思議なもので、学生のころ“それなり”だったアカデミックなものや研究活動が、最近ますます面白くなってきてる気がして。それだけ切実に、学問の必要性を感じるようになっったってことなのか。あ、いや、それが“非日常”だからっていうことかもしれないなぁ。
予想通り、最終の新幹線で広島入り。タクシーでホテルへ直行なバタバタ加減。
建築学会大会@広島大学へ。 テーマは「地球=大きな家」
ところで。
学会では、たくさんの人が自分の研究成果を発表します。学生も社会人も、大学の先生も、いろんな人が。そういう場所です。
ボクが学生だったころはまだ、OHP(!)を使って発表してたんだけど、数年前からやっとパソコンを使えるようになりまして。で、今年はちょっとした変化を感じたのです。
プレゼンで動画を使う人がとっても増えた。
そう、そんな気が。実験で使ったアイカメラの映像とか、実験の様子そのものとか。そういえば我がチームも、サラリとCG動かしてみせたり。
基本的にほとんどの人がパワーポイントやキーノートを使うので、“スライド”という面では本質的にはOHPを使うのと変わらない。アニメーションとかそんなのは、2次的で小さなこと。だけど、表現手法として“動画”が使えるようになったというのは、とても大きな変化だと思います。
なんと言ってもわかりやすいからね。
建築やデザインは、非常にたくさんの情報量をもつ行為・モノ・事象です。実際の現場では、そこに論理的ジャンプ=“えい、やぁ”の世界がある。だけど研究となると、その4次元の現象をなんとかして捉えて、記述しなければなりません。
世間の流れに比べて遅い、といえば遅い。うん、非常に遅い。でも、それでもこうしてじわじわと変わってきていることが実感できたのです、今回。いろんなことが、きっとそう。じわじわと。
ビバ、アカデミック。