HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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スティルモーション

昼過ぎまでオシゴト、その後オフ。タクシー乗って中之島、なんだかちょっとサエナイ美術館、国立国際美術館へ。ちょっと興味のあった「液晶絵画」。
液晶絵画
写真もモーションさせてみる。

“STILL/MOTION”が正式名称かと思ってたら、チケット売り場の人に“液晶絵画ですね?”って言われてオロオロしてしまいました。

基本的すべて“動画”によるプレゼンテーションです。動かない絵だと思ってたら実はスーパースローモーションだった作品、純粋なアニメーション、デジタル屏風(?)とか。

動くはずのない絵が動く。ってなんだかすごく憧れのような気がしませんか。そう、だからちょっとした期待を持っていったのだけど、うーん。
その前後、をイメージするっていうのは、動かない絵で想像するからこそ楽しいものなのか。ザ・想像力。ザ・イマジネーション。

要するに、やっぱり絵画は絵画。動くものはビデオアートなんだなぁ。
“装置”としての液晶モニタっていうのもちょっと気になってしまって、気がつくと特別協賛しているシャープ株式会社の展覧会のようでもありました。
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アラビア

フェチってほどでもないんだけど、“ロゴ”ものってなんだか気になるんですよねぇ。企業のCIなんか身につけても単なる宣伝にしかならないんだけど、でも、なんか気になる。ロゴ。

ヘルシンキからトラムに乗ってしばらくいくと、その名もArabiaって駅に着きます。そう、あのアラビア。そこにはファクトリーショップがあって、こんなもの見つけてしまいました。
アラビア
その名も" Factory Cup” 9ユーロ

歴代のアラビアのロゴが一面にプリントされてます。うほっ、こりゃたまらん。
なんとなくノリタケのコレと似たような雰囲気。

ベースはTEEMAの250mlマグです。底のロゴも、イッタラじゃなくてアラビア。在庫処分か何かだったんですかね、でも一粒で二度美味しい。
今回唯一お土産っぽいお土産です。自分へのね。
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初日のこと

フィンランドでの写真を整理していたら、実に1000枚以上も写真を撮ったんだってことに気付きました。資料とかメモ的なのも含めてだけど、それにしてもすごい数。
書きたいコトもたくさんあるし、思ったこともたくさんあるから、旅行記をどういうふうにまとめようかとっても迷ってるのだけど、まずは初日のことから。

現地までのフライト時間は9時間30分。ヴァンター空港到着は現地時間の午後3時30分頃。

まずは中央駅にいって、翌日のチケットの手配を。駅舎はエリエル・サーリネンの設計。ヴォールト屋根、右側に塔、両サイドにウイングを持つ大きなロマン主義の建物。
クラシックな外観ならがら、ホームには後からガラスのモダンな屋根が架けられてます。
ヘルシンキ中央駅のホーム
明るいけど、もう夜の7時回ってます。

ビックリしたのはなんと扉がすべて木製なのです。
ヘルシンキ中央駅の扉
しかも自動ドアじゃない。

バリアフリー先進国だと聞いていたのになぁ。と思ってたのが、ある光景を目にしてナルホドと。開けられない人がいると、そばにいる誰かが開けてくれるんですね、ちゃんと。パンクなカッコしたおにーちゃんも、おばあちゃんが通るときにはちゃんとドアを開けてあげる。そういう仕組みになってる。

続いて駅から歩いて5分。
キアズマの外観
ヘルシンキ現代美術館「キアズマ」 設計した人、スティーブン・ホール。

敷地境界からグッと引いて立つ、街に対する立ち方がなんだか良いです。ゆったりした広場がポカンと出来上がって、色んな人がゆっくり。
ヘルシンキの街は、おおかたグリッド状の都市計画になっているのだけど、中心の駅付近でグイッと斜めに入り込んでくる道路が1本あって、ちょっと複雑な街路構成になります。その複雑さを、オープンスペースを取ることでヒラリとかわしてる感じ。

建物自体は、四角いヨウカンと、ロールケーキを半割にしたのを組み合わせたようなカタチです。
キアズマのファサード
ロールケーキ側のファサード

キアズマ
エントランスホール。ヨウカンとロールケーキの間にできた隙間。

スティーブン・ホールらしい柔らかな全面トップライトと、すぅっと伸びるスロープ。シアトルで見たのも、たしか似た構成でした。

奥へ進めば進むほどヨウカンとロールケーキが接近して、重なりあって、展示空間そのものが、“四角ではない”、ホワイトキューブじゃない形に変わっていきます。建物の構成が単純なだけに、現れる空間のがいびつなのが印象的です。

駅に戻って早速飲んだビールはLUPIN KULTA。「ラップランドの黄金」っていう名のフィンランドビール。サッパリしてウマイです。
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ペーパーショー

今年は行けなかったなぁ。どんな感じだったんでショー、竹尾ペーパーショー。

竹尾
インヴィテーションは銀色の箔押しでした。

今回のディレクターはスクールオブデザイン。いっときの超実験的なテーマではなくて、より実践的な内容に変わってきてますね。去年もそう、ショップとのコラボレーションで、現実的な紙の可能性を探っている感じです。

それにしても大阪での会期2日、しかも2日目は18:00終了って短すぎやしませんか。まぁそもそも東京のショップがテーマだからなぁ。
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サルミアッキ

サルミアッキ!サルミアッキ!
っていうのは、フィンランドの国民的お菓子だそうで。
なぜにこ「!」がつくぐらいテンションが高いかというと、“世界一マズイ飴”として有名らしいというのが理由です。世界一とかって聞くと、なんか無駄にテンションあがるじゃないですか。
SALMIAKKI&SUPER SALMIAKKI
SALMIAKKI と Super SALMIAKKI。

パッケージはものすごくカワイイんだけど、見た目に騙されるとエライことになります。テンションだだ下がり間違いなし。Wikiに踊る原材料をみて、またちょっとイヤな沈黙が…甘草の根と塩化アンモニウム…。

“スーパー”まで買って来ちゃったんだけど、実はまだ怖くて食べてません。なにかイヤなことがあったときに食べることにしよう、忘れるために。身近にいる人には、近日中にお届け。

ちなみにキオスクで1箱1.25ユーロなり。現地の人はふつうに食べられます。
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帰国

カエッテマイリマシタ from Finland。

物理的には結構な距離なんだけど、なんだか遠い異国へ行った!という感じじゃなくて、ウーンなんというか、金髪の人がたくさんいるお隣さんまでちょっと行ってきましたよって感じです。なんというか似てるのかもしれませんね、日本と流れている空気が。
カハヴィラ・スオミ
かもめ食堂にも。ゆるーい空気に合わせて、写真もゆるーくなっております。

ヘルシンキ→ユヴァスキュラ→ヘルシンキというルートで7日間。
おそろしく高い物価にあっぷあっぷしながらも、とても良い時間を過ごせました。なんとなく感じていた日本の“過剰さ”がない、生活の根本がそこにあった気がします。日本よりも自然や気候が厳しいせいかもしれません。
あぁこれで充分だよなぁ、っていうシンプルな心地の良さに満ちあふれておりました。

どれだけ見たか覚えてないぐらいアアルトの建築を見たり、デジカメのコンパクトフラッシュを持っていくの忘れたり、かもめ食堂でご飯食べたり、LAPIN KULTA(っていうビール)飲んだり、KOFF(っていうビール)飲んだり、森の中でバス1時間も待ったり、まぁ、色々ありました。それはまた後ほど。


There are woods, water, rivers, lakes, and seasons. Both culture enjoy nature. Both culture respect nature.
フィンランドと日本のことを、飲みながら話したよっぱらいのおばちゃん(そういや名前も聞いてない)が言った言葉が、なかなか的を得ていて素晴らしいと思ったのであります。
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ユーロ

真新しいユーロ紙幣は、なんだか“新しい”感じがします。新札だから、っていうだけじゃなくて、お札の新しいカタチ、とか未来のお金、っていう印象。
ユーロ紙幣
ユーロって今ものすごく高いんですねぇ

日本やアメリカの紙幣とは明らかに違う、そのプロポーションのせいかな。図柄がとってもグラフィカルだからかな。色が金額ごとにハッキリと分けられてるからか。

色んな国の人が使うお金って、ものすごく難しそうです。ユーロの色分けって、きっと色んな国の色んな人が使っても大丈夫なようにデザインされてるんじゃないかと深読みしてみます。

紙幣のデザインって誰がしてるんでしょう。「without thought展」ではコインがテーマだったことありました。それでもコインそのもののデザインを問うてるわけじゃなくて。

色々アイデア出てきそうな気がします、デザインテーマとしてのお金。
ものすごい身近な存在なのに、アンタッチャッブルなものじゃないですか、お金。

てなわけで相変わらずまだグダグダと旅支度しております。数時間後には飛ぶ予定です。
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