HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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駅の時計

朝から香川県へ、うどん食べて色々して、結局こんな時間に東京入り。ぐるり巡って降り立ったのは立川駅。10月にオープンした駅ナカ商業“e-cute”をかすめて改札出ようとしたら、見慣れぬものが天井からぶらり。
立川駅の時計
立川駅 エキュート出口の時計

駅の時計、なんですけどね。木製の枠なんです。あ、たぶん木製“風”なんだけど。

薄いんだけど厚みのあるフレームがなんともモダンで、“曲げわっぱ”みたいで、ステキです。
公共空間のデザインも、これぐらいのバリエーションと、遊び心があっていいなぁと、こんな時間にひとり怪しく駅のコンコースでカメラを構えたのです。傍目にはかなり怪しい人。
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GK

久々に分厚くてとても重たい本を買う(中古で)。タテ31×ヨコ24×厚み3センチ、重さ1400グラム(推定)。ポチッとすると、重たい本も持って変える必要がないのでとってもラクラク。
GKデザイン デザイン世界探求
『GK Design 50years 1952‐2002 デザイン世界探求』

それでもイチマンエン以上したので、結構な本です。で、濃密。本当の意味の探求が詰まっている気がします。“デザイン”の探求ではなく、“デザイン世界”の探求です。GKが拡大してきた工業デザインという概念の歴史を垣間見ることができる気がします。今では当たり前なんだけど、第一歩目を開墾するのは、切り開けてしまうことは、すごい才能が必要なことだと思います。

中でも、「量産型住宅コア」の一連のプロジェクトは興味深いです。こういうこと、もっと大学の授業では教えてもらわなかったなぁ。
他にも楽器・乗り物・空間・グラフィック…見ているだけで圧倒されます。
サザエさん症候群な日曜の夕方にパラパラとめくると、効果ありそう。

今日はこのまま朝を迎えて大阪を脱出。週末は東京です。久しぶりにトーキョー。
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いつわ

ほとんど家を出ない3連休だけど、それでもこんないい話にたどり着けるのだから、ネットサーフィンも捨てたモンじゃないなぁ。

ksh Days「任天堂のすごさを垣間見たとき」


久しぶりに写真なしのエントリー。でも、紹介せずにはいられない逸話です。

ボクの経験ではないので、多くを語る資格はないし、任天堂を礼賛するつもりもないけれど、それでもものづくりする人は、たぶん読むと目頭が熱くなるはず。そして、なんだか背筋をピンと、姿勢を正したくなるはず。そんな、いい話。
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ミミダス

永遠、だと思われているカタチその2。耳かき。
何を隠そう、耳かき大好き人間なのです、ボクは。なんなんでしょうね、特に別に何もないんだけど耳かき。ほとんど毎日寝る前に、が習慣になってしまってます。

一時期耳かきし過ぎて耳が傷ついちゃったりしたんですね。しばらくは綿棒にチェンジしたんだけど、結局なんとなくまたオーセンティックな耳かきに戻ってきてしまいました。

アマゾンドットコムをサーフィンしてたんです、こないだ。“グッドデザインストア”なんてできてるんです、最近。そこでなにやら不思議なカタチの物体。これはね、相当迷いました、ポチッするのを。なんとなく、新しいカタチを経由してまたふつうの耳かきに戻ってくるのが目に見えてる気がして。

が、“若いウチはいっぱい失敗するもんだ”と訳の分からない勇気を出して結局バイ・ナウ。
21世紀の耳かき
「ミミダス」21世紀の耳かき。 ほら、しっかりGマーク。

グッドデザインな耳かきです、グッドデザインな。先端がクルクルっとバネ状のワイヤーになってます。先っぽは取れて、胴体に反対向きに差し込めばポータブルな感じに。
イイですよ、(食事中の方には申し訳ないけど)ごっそり取れます。耳へのアタリも、まぁまぁ優しい感じです。“なんとなく派”には、ずっと耳かきしていられる安心感がある。

先端がバネ状なので、掃除する手間が増えます。これがちょっと。うーん、めんどくさい。上海タワーみたいなカタチも、もうちょっとどうにかならなかったかなぁ。

まぁコレに関しては、結局“ふつう”がイチバンかと。これこそ「アノニマス」っていうやつが。アノニマスデザイン、ではなくアノニマス。そこの線引きはなんとなくだけど、デザインではないなぁ、“ふつうの”耳かきは。

たぶんね、ふうつの耳かきをD&DEPARTMENTでは売らないと思うのです。たぶん、ですけど。
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+2℃

毎年恒例の“風邪引き”を、今年はこの時期にくらってしまいました…。年末の押し迫った時期でなくて、まだましだったかなぁという感じだけども。
風邪
おかげで、イベントでのボクのヘッポコVJデビューも中止に。
関係者の皆様ごめんなさい。

広告批評眺めながら、おとなしくしております。ボクにとっての年末の風物詩「世界のコマーシャル」の映像集は、今年はカンヌ特集。でもこれを見ると「おぉ年末」って感じがします。
で、12月の「広告ベストテン」をみて、また「おぉ、来年」って思うのだな、きっと。

体温が、たったの2℃上がるだけで、これだけ動けなくなるんだから人間ってホントに繊細な生き物だ。ボクなんかたったの2℃でこうなんだから、温暖化している地球はひょっとしてエライことになってるんじゃないかなんて、ちょっと小学生みたいなことも思ってみたりも。
あぁまぁそういうことではないことぐらい分かってるんですけどねぇ。
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90度

当たり前すぎてあんまり考えなかったもの。靴下の角度。普通は考えませんね、靴下の角度。
そこはさすがの、無印良品。いや、株式会社良品計画。地味すぎる着目点だけども、こういうところから生活やモノってカイゼンされていくのだと思います。

そう、考えてみたら人間立ってるときは足首の角度は直角。うん、その方が自然?いや、足首って常に動いてるからそうでもないのか、どうなのか。

いつものように無印良品で買い物です。今回は靴下。
足なり直角くつした
無印良品 「足なり直角靴下

今までの靴下の角度とどちらが正解なのか、まだよくわからないけれど、足を入れたときの感覚はなるほど「おぉ」って感じです。

それよりも、これまでの靴下の角度がどうやって決まったのか、そっちの方が気になってきました。やっぱり製造上の問題なんだろうか。
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展望

時々無性に高いところに上りたい衝動に駆られるのです。思いっきり寒くなった今日に限ってなんだかそんな気分だったので、5年ぶりぐらいにスカイビルの空中展望台に上ってみると。
空中展望台より
空中展望台からの眺め

わかりますかねぇ、右の方にうっすらと虹が写っております。おお、なんとラッキーマン。

大阪にはタワーがないので(通天閣はタワーとは呼びたくない)、スカイビルはとっても貴重な存在。エンパイアステートビルみたいに、とまではいかないものの、最上階の空中展望台は屋外空間になってます。びゅんびゅん吹く風に晒されながら景色を見て何が楽しいのだという感じだけど、これが結構楽しかったりする。
大阪ドームも大阪城も見えて、北を向けば大阪の中心部とその周辺部の境界線が、スパッと見渡せる。ああなんだ、大阪って意外と小さいなと。

時にはこうやって、全体を俯瞰してみることも大切。地を這ってばっかりでは、高くは跳べないのだ。きっと。
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なぜなのか

「なぜ」って改めて聞かれると、ドキッとする。深く考えるほど難しくないような、でもそれってまだまだなんにもわかってないだけのような。どれぐらいの人がちゃんと答えられるだろうか。
デザインでなくっちゃいけない理由は?なんて、つまりデザインとは何かってことで。
なぜデザインなのか
「なぜデザインなのか」原研哉×阿部雅世

原さんと阿部さんの対談集です。ものすごい密度で語り合われるデザインや生活や日本にまつわる話に、圧倒されます。
実はまだ読んでいる途中なのだけど、ボクはもう、111ページから112ページへと続く原さんの言葉に出会えただけでもこの本を買った価値があったかな、と思ってます。ここだけ千切って持ち歩きたいくらい。

ひたすらに考え続けること。
最近はちょっと考えることをサボっていた感もあり、改めて、“考えること”が楽しいと感じられている気がします。もちろん、苦しくもあるのだけれども。


そういえば。原さんの「デザインのデザイン」って日本語版だと「Design of design」なのに、英訳増補版は「Designing design」なんだね。「Designing 〜」の方がしっくりくるなぁ。
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ルームキー

訳あって、今日から少しの間ホテル暮らしをしております。大阪に住みながら、大阪駅の真上のホテルに滞在する。って贅沢のような、ムダのような。まぁあんまり無いチャンスです。

それほど新しくないところなんだけど、チェックインの時にまさかのこのルームキーを渡されて、おぉと思ってしまいました。
ルームキー
マンガに出てくる“宝箱を開けるカギ”みたいなカタチしてます。

今時カードキーじゃないホテルなんて珍しい。ドアノブの上にある大きめの鍵穴に突っ込んで、回し開ける感じがなんとも儀式っぽくて良い感じです。電子制御ではないアナログ感も、なんだか“誰にも改変できない堅実な感じ”がするのですね。
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エタニティー

秋晴れの日曜日は絶好の結婚式日和。涼しさを通り越してちょっとだけ肌寒い空気も、しゃんと背筋を伸ばすのに一役買って。
場所はハイアット・リージェンシー。ということは、そうです。式場となるチャペルはあの白い教会。
白い教会
白い教会」(青木淳建築計画事務所)

非常に簡素でさほど広くないこの教会、壁面がほとんどガラスなので中は光で満ちあふれていました。ここまで開放的なチャペルは初めてで、また平面が不整形なもんだから、なんだか不思議。

有名な鉄製のリングを3次元に組み合わせた構造体は、空間が小さいおかげで“頑張ってリングがこの屋根を支えてます”的な印象もなく、あくまでも空間を装飾する要素のひとつとなっています。もちろん建築に興味ない人はこのリングが屋根を支えてるなんてことに気付かないだろうし、建築村に住むボクでさえソレが屋根を支えてるなんてちょっと疑わしくなるほどさりげない感じ。
オーガンジーでぐるり囲まれてるのが効いてるのかもしれない。

NUNOが特注でつくったこのオーガンジー。実はここにもうっすらとリングが織り込まれています。化繊っぽい繊維質が微妙にキラキラと光るのも印象的だった。

この教会、別に“エタニティー”という名前が付けられていました。つまり“永遠”。マリッジリングの丸くて終わりがない形が永遠を表すのと同じように、この教会を支えるリング状の構造体も永遠を表す、っていう流れ。ウマイなぁ。

で、高校からの友人が結婚相手に選んだのは、なんと高校の同級生。というわけで、途中から同窓会と相成りました。ええ。
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