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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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ザ・ゴールド

ビール、大好きです。ハートランドが一番だけど、“一番絞り”も大好きです。だからキリンから、新しい定番商品が出ると聞いたら、まぁ飲まずにいられますまい。
キリン・ザ・ゴールド
キリン・ザ・ゴールド。 を、アデリア60のコーラグラスで。

苦みがあってスッキリしてるんだけど味がある、ドイツの白ビールみたいな、そうでもないような不思議な味、悪くないです。「100年目の、これが新ビールだ」っていうぐらいだから、パッケージデザインもなんだか目新しい。以下、ニュースリリースから引用。
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シンプル&モダンをテーマに、ビールの泡と液色をモチーフにしたツートンカラーのデザイン
2色の境界は「キリン・ザ・ゴールド」が切り開く新たな地平を象徴
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KIRINの文字とロゴの配置が、これまでにない“横並び”。そういえばビール(発泡酒ではない)のパッケージで、水平基調のデザインってあまり見かけない。大抵は、要素が縦に並んだ紋章のようなデザインです。きっと、“瓶ビールのラベル”がフォーマットとして意識されているからではないかと思うのです。上下左右を囲まれたラベルであることがデザインのベースになってる。

でもこれは完全に、360°グルッと囲むことでしか成立しないデザイン。だからベースが、(ラベルはラベルでも)瓶のラベルではなく、ペットボトルのラベル。そこにこれまでのイメージを覆すパラダイムチェンジ…なんて言うと大袈裟だけど、方向性の転換があるんだと思います。

ザ・ゴールドのデザインが、バリエーションとして瓶ビールのラベルに対応できるか、というと、ちょっと苦労しそうですが、新しいイメージを想起させることには成功してると思います。瓶ビールは発売しないんですかね。ペットボトルビールが発売されたりして。
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カバー

本をアマゾンで買うと困ることがひとつ、“ブックカバーがない”。

普通書店で買うとつけてくれる、店名の印刷されたアレです。必要ないかなとも思ってたんだけど、外で読むときに何読んでるのかが丸わかりなのはちょっと恥ずかしかったり、カバンの中でせっかくの表紙がボロボロになったりして。だからやっぱりカバーつけようと。で、家にあるA3コピー用紙を使い始めたがきっかけで。
コピー用紙カバー
ホワイトブックカバー

その結果がこの白い本たち。なかなか不思議な風景で、ちょっと気に入ってたりします。なんの本なのかわかりにくくなっちゃいますけど、表紙以外にもその本の個性ってあるもので、意外と判別できたりします。
あ、もちろん読み終わったら外します。装丁が見えないなんて、大きな本の魅力を一つ隠してしまうようでもったいない。
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蝶々

誰かにあげようと思って買ってしばらく置いてあったんだけど、我慢できずついに開封してしまったモノ。
ホテルバタフライブックマーク
Hotel Butterfly ブックマーク by D-BROS

編集集団ドラフトの、D-BROSがプロデュースする“Hotel Butterfly”っていうプロジェクト。“蝶”をモチーフにちりばめたシリーズで、他にも色んな商品があるのだけど、このブックマークの不気味さ(わらい)は群を抜いてます。

ほんとに蝶が停まってるように見えます。しかもイラスト的にデフォルメされた蝶ではなくて、かなりリアルで精密に描かれてる蝶。初めて見る人はぎょっとするでしょうね。でもきっと「カワイイ」って、言われちゃうんだろうなぁ。
カワイイとはちょっと違う、“キモカワイイ”ってきっとこういうことですね。

あたりまえだけど、持ち運びには向きません。家の本棚の、しかも最上段に並べた読みかけの文庫本かなんかに、そっと挟んでおくのがベストな使い方。なかなか難しいですけどね。
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ジャケ買い

といってもCDやレコードではなく雑誌です。あ、いや、ジャケットで買うんじゃなくて、普通に毎月買えよって話ですが、まぁまぁそれは置いておいて。
新建築3月号
『新建築 3月号』 表紙は“HOUSE A”(西沢立衛建築設計事務所)

撮影は新建築写真部の山森さんという方。しっかりと作り込まれているのが分かるんだけど、イヤな感じがしない不思議な写真。
西沢立衛自身の言葉に出てくる「春の陽光とか、虹のような透明性」というのがとてもよく表現されているからだろうか。パラパラとばらまかれた鉢植えの彩りや、大橋晃朗の(と思うのだけど)カラフルなチェアや。日曜大工的なイスや、なんだかオリエンタルな壺や。
(一見)抽象的な空間にばらまかれたこれら大小の要素が、“一緒にあることが色んなもの”的な、全てが同時にあるような、そんな空間のイメージを想起させてくれて、イイんです。ピュアホワイトではなく、コントラストを控えめにした、うっすらとグレーがかった色調もボク的にはヒット。

新しい幾何学っていう抽象的な概念が、だんだんと実践によって具体化してきている感じ。やっぱりつくってナンボということか。少し焦る。

あ、これ単身者用の住宅だっていうのが一番の驚きだったりして。
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菜の花畑

ふと立ち寄った役所の前の広場に、目を疑うような黄色い風景。鉢植えの即売会かなにかかとおもってしまいました。
菜の花畑
広場に菜の花がいっぱい

普段は総合設計制度によって生まれた、ありがちなインターロッキング敷きの、無機質で無機能な街の空白。そこに無造作に、黒いカップ(?)に入った花が結構なボリュームでポンポンと置かれていて。そうそう、一面の黄色の正体は“菜の花”でした。

ものすごくぶっきらぼうで、もっと演出する方法なんてあるだろうに、なんて思ったりするのだけど、これはこれでいいなぁと。そんな細かいことよりも、「とにかく量が多い」ということの方が、このイベントの印象を決める大きなウエイトを占めてるんですね、きっと。時に、量は質を越えるんだということです。

役所にしてはなかなか心憎いなぁと、感心しながら高層ビルの中へ入っていくのです。
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アスキー

どうやら2007S/Sで、滝沢直己によるコレクションは最後らしいイッセイミヤケ。ネットサーフしてたらこーんないい感じのサイトに引っかかり。

イッセイミヤケ
ISSEY MIYAKE BY NAOKI TAKIZAWA

特にレディースの方がいいなぁ。
ActionScriptと思わしきプログラミングをそのまま露出した演出と、アスキーアートから実写真にトランジションする作品紹介がね、とっても今っぽくてステキなのです。
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秋田道夫

会いたいなぁと思っている人に実際会うことが出来る。これって実は、ものすごい奇跡的なことなのではないかと思います。だからそんなチャンスがあるときは、他の何をさしおいても優先させるべきなのだと、自分に言い聞かせての参加です。

D勉強の会
D勉強の会 ゲスト:プロダクトデザイナー秋田道夫

結論から言うと、満足感たっぷりのとても心に残った勉強会でした。なんとD勉強の会は“皆勤賞”なボクですが、深澤さんの回に匹敵するほど印象的だったなぁと。

ナガオカさんは「学生のよう」と表現したけれど、まさにその通りで。秋田道夫さんは、ヤンチャでチャーミングなおじさまでした。

ロングライフについて、デザインのモチベーションについて、家電量販店について、自力について、妥協について。
話題はたくさんあったのだけども、その都度発せられる言葉ひとつひとつがとてもキャッチーでわかりやすくて、言葉が発せられるたびに秋田さんの分身が会場の中に1人、2人と増えていく感じ。一瞬のうちに人の心をつかむ術、というやつが身に染み込んでいるからなんだろうなぁ。わざとらしさもあるのだけれど、それよりも“直球感”の方が勝っていて、ダイレクトに心をグワングワン揺さぶられておりました。

おかげでまた“考えること”ができた気がします。

「なんでも出来なくても、一つ出来ればイイじゃない」
最後にお話してもらったときにもらった言葉。
出来ないことを出来ないと言える強さ。
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痕跡

電車に乗ってるときに、シートってなんでどこもおなじような素材なんだろう、とか。阪急のグリーンはイイ色だなぁ、とか。シートの定員って何人だっけ、とか。そんなことを想いながら、そこに残された“痕跡”に、ふと気が付いたのです。
電車のシートに残る痕

背もたれの部分にうっすらと、残ってるんです座った人の痕跡が。はっきりとしたグラフィック的な模様ではなく、ぼんやりやんわりした、座った人(もしくはこれから座る人)の領域が、シートの表面に残されています。
その姿がまるで「まつもと市民芸術館」(設計:伊東豊雄建築設計事務所)の、グラデーションがかったカーペットのようで。

でね、ちゃんと一番端っこだけその痕が“濃い”のですよ。そりゃそうです、やっぱり端っこから座りますからねぇ、電車のシート。
一番使用頻度が高い場所に、その使用回数がぼんやりやんわり刻まれている。そんなちいさな気付きに、なんだかちょっといい気分で電車を降りることができたのです。
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まとめて

飽きっぽい性格なので、まとめ買いなんて滅多にしません。どんなに自分の中で定番のモノであっても、なくなったらその都度買う。

でもこれだけはまとめ買いしちゃいます。
無印良品 メモパッド
無印良品 再生紙メモパッド

ものすごい勢いで、日々消費しています。
決して書きやすい紙質じゃないし、ペリッと気持ちよくはがれてもくれないし。でもなんだかんだで毎日使っていて、ストックがなくなってくるとソワソワしてしまったりします。そんな不思議なメモパッド。あんまり人には勧めらないなぁ。
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