実は結構楽しみに、心待ちにしていた日だったりして。
定休日のD&Departmentへと急ぐ7時前、
「D勉強の会」へ。
ゲストは伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子さん。
働き方のこととか、予算の話とか、現状維持の話とか、アパレル業界のゆがみとか。こういう場には珍しく“会社人”である川島さんの話はリアリティーがありました。世界との乖離がないというか、良い意味で常識的というか。
著書は色々読んでるのだけど、なかなかどんな人なのかが見えてこなかった人で、そこを確かめるのが裏の目的だったり。川島さんはとても快活で強い女性でした。これだけのポジションを築いた人なのに苦労話のひとつもしない。まぁそのせいで、結局なんだかちょっとはぐらかされたというか、核心に迫りきれなかった感もあるんですけど。
ロングライフ、というテーマと必ずしも合致してなかった気もするけれど、新しい視点を与えてくれる良い機会でした。
マーケティング、マーチャンダイザー、デザイナー、プロデューサー、ディレクター、スポンサー、研究者、エンジニア、ジャーナリスト…色んな人がデザインには携わっているはずで。みんな良いものをつくりたいっていう気持ちは同じだと思うだけど、社会の仕組みや立場によってちょっとズレていくそれぞれの視点とか感覚とか、そういうものに触れられる場であって欲しいなぁと、改めて思いましたよ。D勉強の会。色んな立場の人に会ってみたい。
それにしてもナガオカさん、なんだか悩んでいる様子。北欧へ行きたい。