HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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売れ残り

久々に街をブラブラして、夏のセールの残り物も見たりして、そんな中に捨てられた子猫のように買ってもらえるのを待ってるTシャツを発見、買ってきたのだけど。
Y-3
Y-3の3ライン入り。

意外とふつうなのに、なんで売れなかったんだろうとふと思う。売れなかったなりの理由があるはず、って考えてたらなんとなく見えてきた。

思いっきり“ソフトバンク・ホークス”ではないですか。今ではソフトバンクのオフィシャルTシャツに見えてしょうがないです。はい、めげずに頑張って着たいと思います。CIデザインって怖いですね。見かけてもツッコまないでください。
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タローマネー

金曜日は夜10時近くから、福島のポルチーニ(リンクは“食堂”の方だけど行ったのは“BAR”の方)で、久々に終電を無視して2時過ぎまで飲む。男ふたり、カウンターに座ってかなり良い気分。料理も旨いし、ワインも旨い。こういうのって必要だよね、人生にはきっと。

で、イイ気分ついでに一緒に飲んでた友達にもらいました。
太郎マネー
TARO MONEY。意外とちっさい。

なんというか、個人的には若干宗教じみた匂いもしたりしなかったりするんです、こういう活動って。“証”を共有してるみたいで。でもね、それでもなんかうれしいもので。もらった率直な感想はやっぱり“うれしい”です。
考えてみればファッションにしてもなんにしても、ブランドや名前に対する信仰心なんていうのはあるわけで、だったらこうやって芸術支援活動の一環としてTARO MONEYが流通(?)していくのってまぁとても健全なことなんだろうな、と思うわけです。でもって、またそういう仕組みをつくるのが糸井さんのウマイ所なんだよなぁとも。

ペンダントトップにでもしようかな、と思案中です。他に良いアイデアあったら教えてください。
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thoughtless

ようやく重い腰を上げて買った本、IDEOの「thoughtless acts ?」
thoughtless acts?
噂通り。Amazonからのパッケージを開けて初めてみた感想は「小さっ」でした。携帯のサイズと比べてもらえると分かると思いますが、文庫本よりももう一回り小さい。

IDEO流のデザイン方法論として、“徹底した現状分析”っていうのがあると思うのだけど、そうしたデザインの発端を「観察」、デザインの実現をその「定着」だとすると、「観察」の部分を写真でひたすら集めた本です。なので、パッと見ただけだとなんのことやらサッパリわからないモノもあります。
デザインは思いつきではダメで、まさに“確信犯”的でないといけない。しかもそれを、使う人に悟られてはいけない。あくまでもさりげなく、自然に。「観察」とは、動機付けであり裏付けでもあります。世の中に存在するモノや環境と、人との間に存在する無数の関係性をひとつずつ読み解いていく作業でもある。その関係性のルールや法則性や幾何学的な特徴を見抜くことが、デザインの本質だったりするのかな。

この本はボクの脳みそのトレーニングに役だってくれそうです。どこかで見たような写真があるなぁと思ったので、きっと深澤直人さんが撮ったものも入ってるんじゃないかと思います。
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第2集

南洋堂から宅急便。DVDが付いてくるってことで予約していた本が予告なしに突然到着。プチサプライズ。
JUN AOKI COMPLETE WORKS 2
「青木淳完全作品集 第2集 青森県立美術館」
『建築文化』の特集号もほんとに復刻されちゃったし、すごいですね。

“完全作品集”と言うものの、中身は青森県立美術館オンリー。たぶん、それだけ重要度の高い建築だってことなのです(“青木さん個人の中で”という意味合い)。
ココでも少し触れたように、個人的にすごく興味をもってる建物で、時間とお金さあえあればすぐにでも飛んでいきたい気分。空間に足された線の意味を確かめたい。

作品集の方は、まだパラパラとめくっただけだけど、さすがに第1集より“濃いめ”。最後に「土のレポート」なんていうページが、結構なボリュームでついていたり。青森最大の特徴である”土”。その材料特性から施工方法まで、作品集には似つかないかなり詳細なレポートがついています。これだけでも価値あるものではないかと。

写真は鈴木理策さん。いわゆる”写真家”の撮る建築写真という印象で、建築物を撮っているというよりは、その場の空気を切り取っている写真。だから見たい部分が全部写っているかというとそうではなくて、「もうちょっと寄って!」っていうところもあるのだけど、そこは現地に行って見ろということか、もしくは『新建築』見ればいいのです。そういうディレクションです。

なにはともあれじっくり読めるのは来週末か…。今は踏ん張りどころ。なのに青森行きたい欲が沸々と…。
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駅のベンチ

南海電鉄の難波駅でふと目にとまったベンチ。かなり年季の入ったベンチ。ボクがまだまだ小さかった頃にもここにあった記憶があるから、結構古いモノだと思う。
難波駅のベンチ
FRP製の一人掛けシートを並べた、よくあるタイプなのだけど。

いや、ちょっと待てよと。ひじ置きまで一体になってるのってちょっと珍しいな、しかも片側だけ、って思ったときにはカメラを構えてました。
剣持勇のFRPベンチ(ココの「6」で見られます)にすごくよく似たカタチをしてるんだけど微妙に座面が広い気もするし、違うものなのかなぁとも。今度通りかかったら、勇気を出して裏側のぞいてみよう。

なんだかこの片方だけ付いてるひじ置きが、ベンチが右手をフッと差し出してくれているように見える。なんとも愛らしいシェイプ。これからもずっと、残っててほしい。

ちなみに、剣持勇デザインのスタジアムチェアは最近復刻されています。イームズのシェルサイドチェアがポリプロピレンに素材変更してしまったので、まだFRPの質感がイイという人にはこっちですね。
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大きいつくえ

つくえとカバンと空間は、大きい方が良いと個人的には思ってます。

今日ネットで注文していた新しいデスクが届いたのです。

無印のアルミユニットテーブル脚天板。幅1.5メートル。
ビックリするぐらい単純にできてます。本体を構成してるパーツが、表面に見えているもの以外にありません。単純すぎてちょっと細部は甘いですが、それでも完璧なラーメン構造の上にガラスが乗っかるだけっていうシンプルさはステキです。
新しいデスク

部屋に入るギリギリのサイズ。本当はもうちょっと奥行きが欲しかったのだけど、さすがに大き過ぎるということで奥行きはふつうに。会議室に置いてあるようなでっかいテーブルを部屋の真ん中に置いて作業するとか、すごく憧れていたりする。

当たり前のことだけど、“大きい”ということはそれだけ物理的なキャパシティーがあるということで。それはものすごく価値のあることだと思うのです。
小さいモノを大きく見せる、狭さを感じさせない空間をつくる。こういうスキルやテクニックは、つくり出す側としてはとても重要だしそこを放棄しているワケではないのだけど、結局小さいものを大きくすることはできないんだなぁとも思うのです。

コンピューターのメモリ容量を説明するのに“つくえの広さ”を例えにするけど、ボクが大きいデスクが好きなのはズバリこの例えの通り。広いデスクは色んなものを一気に広げられるからイイ。色んなことを同時に考えられるという点で、思考のキャパシティーを広げてくれると思う。片方でパソコン作業しながら、もう片方で食事をしたっていい。もちろん自分なりの秩序・整理によって広さをコントロールできてこそ、なんだけども。

なんでも置ける大きい机、なんでも入る大きなカバン、誰でもどこでも好きに使える大きな空間。イイと思います。
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カチューシャ

こうも蒸し暑いといろんなことがじゃまくさくなって、できるだけストレスフリーな状態でいたいと思うわけで。そんなに髪が長いわけではなんだけど、家にいるときはカチューシャ使って前髪あげてみると意外とラクチンです。
で、最近使っているモノを。
カチューシャ
近くのドラッグストアで300円ぐらい。カチューシャにしては珍しく金属製。

単純な構成ながら、コレがまたよくできている。コーティングしてあるバネ状の金属線の真ん中に、グルッと曲げた薄い鉄板を通してキャップしてあるだけ。バネと軸の鉄板が絶妙な長さ関係で、微妙にバネの方が短い。だからバネがちょっと伸びてそのスキマが髪の毛を押さえる“溝”の役割を果たしてます。
断面が丸いので、100均で売ってるプラスチック製のようなトゲトゲ感がまるでなくマイルドな感じ。

今あるモノの組み合わせで、まったく新しいモノをつくってしまう。ちょっと大袈裟に言うと、これってすごく“カスティリオーニ的”なプロダクトだなぁと思うのです。
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印画紙

余裕がないというかなんというか、昨日もまたベッドまでたどり着かないままに寝てしまって、朝方シャワー浴びてそそくさとまた出発、なんていう日々。それでも久しぶりに現像に出したフィルム(現像に出したのがずいぶんと前なら、もう何年も前に撮ったのもあったりするのだけど)がプリントと一緒に手元に届いたりもしていて。
モノクロプリント
モノクロのプリントは枠有りがいいです。

全部で200枚ぐらい。やっぱり写真は印画紙にプリントするに限る。なんてことは言わないし、基本的にデジタル推進派ではあるのだけれど、それでもこの物質感というか、フィルムを通った光の質感というか、アナログの持つ曖昧さというか、そこにモノがあるっていう存在感とか価値観とか、そういうものってやっぱり良いなぁと思うのです。

最近また物欲がすごいです。物欲、というか“物質欲”なのかもしれない。
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もろこし

もう夏も近いので、そろそろ蚊に刺されたりもするわけです。個人的に軟膏タイプのものよりもスーッとする液体タイプの方が好きです、かゆみ止めは。テレビでもCM大量オンエア中のこれ、実はちょっと気になっていたのです。
もろこしヘッド
ウナコーワ・クールのもろこしヘッド。(テーマが地味でスミマセン)

この“もろこしヘッド”が実はすごくよくできてるんじゃないかと。弁が付いてるようには見えないのに、逆さまにしてもポタポタ中身が落ちてくるようなとこはない。でもブラシでこするとちゃんと塗れてしまうのです。たぶん毛細管現象を利用しているのだろうけど、実際のカラクリは見破れず。
コレまでの布状の塗布面よりも清潔感があるし、気持ちいいし。なかなかの発明だと思います。フワフワとした“吸い込んでる感”のあるものではなくて、ソリッドな素材・カタチからじわじわと液体が染み出してくる感覚は新鮮です。

あとはパッケージのデザイン。塗ってるところってあんまり見られたくない気がするんだけど、かっこよくスマートに塗りたい=人に見られても恥ずかしくないように、ってニーズあると思うのですが。

“もろこし”っていうネーミングはやっぱり“トウモロコシ”からなのかな。ちょっと違う気がする。
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空が広い

最近の大阪駅北側は空が広くて良いです。
大阪駅北側
地上レベルからの見た目。
とても都市部(都心部?)とは思えません。

それもこれも、駅の北側にあったなんのパブリック性もない中途半端な古いビルが解体されはじめたおかげ。相変わらずヨドバシカメラの「壁」感はすごいけど、それでも空が広いことは良いことです。

何年かするとここもまた商業ビルの底に埋もれてしまうのだろうけど、せっかくだから表参道ヒルズみたいにそういうのを全部地下に埋めてしまって、地上はやっぱり人間のための拡がりを残しておくことってできないのかなぁなんて、非現実的なことを考えてみたりする休日の午後。

不動産屋さんが「この物件は天空率の高さが売りなんです」なんてセールストークで使うとか、結構ステキなんじゃないかと思うのだけど。こういうのは行政や司法だけの仕事じゃない気がします。空は広い方が良いってみんなどっかで思ってるんだけど、やっぱりいろんなしがらみにヤラレてしまってるのです。

梅雨ももう少しで終わり、扇風機でも買いに行こうか。
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