前から気になっていたのに、新建築に載っちゃったりしていたので結局行ってきました京都は嵐山まで。
時雨殿。
設計は竹中工務店。鉄骨造の和風建築で、一歩間違うとすごくチープになるはずなのに、さすが、スッキリキッチリ気持ちのいいカッコよさです。ルーバーなんかのエレメントも、最初はちょっと大ぶりかなって思ってたんですが、建物全体のスケールで考えるといいサイズです。内部空間はとてもザックリしていて、2階は大広間という名のがらんどうだったりします。それがまた無柱空間で畳敷きで不思議な感じなのです。
それにしても写真撮るポイントがない建物です。
中身は百人一首をテーマにした観光施設。なんて地味なんだ、と思いつつも、あのニンテンドーがつくったってことがとても気になっていたのです。いや内容は実際とても地味なんですが。
入るとまずクツを脱がされます。裸足になるのがまたいいです。それから、ニンテンドーDSを専用にプログラミングした「時雨殿ナビ」なるものを貸してくれます。あとは館内の無線ネットワークを利用して、自分の立ち位置と動きに端末と館内設備が反応します。
これがすごい。僕はDSをナメてました。
百人一首という古典的なテーマに対して、ハイテクをストレスなく利用できるような作り込み方はは、さすがニンテンドーだなと思います。これ以外にもあるんですが、まぁおまけと考えてもいいぐらい楽しめました。なんせ2階はすごい大広間しかないですからね。
実は今ものすごい勢いでニンテンドーDSが欲しい。どうやら手に入らないらしいですね、ナルホド納得。