イライラするとついつい買い物でストレスを発散しようとするクセを、2006年はなおしたい。
とか思ったきっかけが今日。買うまいと心に誓っていた本をやっぱりちょっとイライラしながら、ついつい手に取ってしまったから。
『パブリック・スペイス −都市のささやき−』平野啓一郎
以前から他人に勧めてみたりして、気になっていた本なのです。『日蝕』なんかで有名な作家さんが公共空間についての本を“責任編集”しているのだからなかなか興味深い。相変わらず読んでない本が山のように積まれているので、しっかり読むのはちょっと先になりそうですが。
以下冒頭の文章から。
「パブリック・スペイス」とは何であろうか? <中略> それは、「スペイス」によって、可視化され、具体化された「パブリック」であると。
つまり、伝統的に考えられてきた公共空間、まず“パブリックという意識(認識・不文律)ありき”な空間ではなく、そこに場所があってこそパブリック(=公共性・共通認識)が生まれるだ、ということ。それが公共空間だと。
そもそも“公共”というコトバへ大いなる興味と疑問を持ってるボクとしては、上手いこといわれたなぁ、というか上手いこと考えるなぁと。本棚の肥やしになりそうな予感がするけれど、肥やしになるだけまだましかと、無理せずそばに置いておこうとおもいます。