HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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大阪オーロラ

夕方遅く、One plus One Galleryにて。
アオヤギさんの写真展、「花と声と」in オオサカ。
花と声とオオサカ
なんだか変なフレアが出てるのはデジカメのレンズのせいです。

大阪でも、オーロラが見えます。

アオ君とミキちゃん、東京展から1ヶ月ぶりに感動の(?)再会。サイト塩漬け中のたぁぼうさんともお久しぶりに。早くに帰るつもりが、ついつい長居してしまう。東京展をぎゅっと凝縮した感じの展示。みんな写真大好きです、たぶん。

12月12日まで。
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ランドルト環

心斎橋で地下鉄降りて、確か長堀通りを歩いてる時に遭遇。
看板
光る看板。

普通こういう看板って、細長い蛍光灯を並べてあるものだっていう先入観があったのですごくかわいらしかったのです、丸い蛍光灯が。テナントに空きがあるのか、なんにも書いてなかったのもすごくラッキーで。真っ白なアクリルに囲まれて光るそれは、コンテンポラリーアートのようでもある。

ちょうど接続の部分が影になって、ランドルト環みたい。視力検査ときに片眼隠して、見ながら「上」とか「右」とか「わかりません」とか言うアレです。そういえば、たしか第6回のシャチハタニュープロダクトデザインコンペの受賞作品の中にも、“ランドルト環マグネット”っていうのがありましたね。
何かに使えそうだなぁ、何かに使えるかなぁ、何かに使うか?とか考えながら、長堀通りをひた歩く。

この後友人の結婚式二次会の打ち合わせへ。すごく良いものになりそうだし、良いものにしたい。大変だけどがんばりますよ。
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初回特典

TSUTAYAに寄ってみると、くるりの新しいアルバムが出ていた。しかも初回特典で4曲分のPVが入ったDVD付き。どっちかというとDVDが欲しなってしまって、えいやーとお買いあげ。
くるりのNIKKI
初回特典とか言いながら、DVD付きの方がしっかり500円高い。まぁいいんだけど。

心地の良いロックンロール。穏やかなロックンロール。紛れもないロックンロール。そこにちょこっと実験的な音・楽曲が挟み込まれているくるりの音楽。

くるりのPVはなんだか不思議だ。ダサイのですよ、全体的に。雰囲気の良いダサさ、こういうのも悪くないなぁと、思います。「赤い電車」は、Vo.岸田さん本人がディレクション。ちらっと本人も映ってます、ちらっとね。いいな、映像、楽しいです。

アートディレクターは服部一成。歌詞カードの、真っ白背景に真っ黒文字なんて最近珍しいんじゃないかと。なんかの発表原稿みたいなシンプルさ。妙に文字が大きくて、行間もなんだかちょっと違和感のある広さ。文字にすごいインパクトがある。そこに加わる不思議奥行き感のある写真が、一緒になって独特の世界観を。これがくるりワールドなのだ、きっと。あと、ジャケットの淡いグレーは、印刷の色出しがすごく難しそうです。
音楽 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

ブレ

「この人はサクセスしますよ、ブレてない」

と、YAZAWAは、昔の自分を見ながら言いました。
こんな言葉、フツーの人が言うときっと極めて滑稽です。

最近の僕は、というと、ブレてばっかです。

ブレ
当然なんてことないスナップ写真もぶれちゃったりするわけです。僕自身にも、f1.4ぐらいの明るい単焦点レンズと、ISO1600ぐらいの感度があればなぁ、とか思うわけです。

ちなみに矢沢永吉のウェブサイトは、佐藤可士和プロデュース、西田幸司制作で、すごく格好いいです。使われている声もサイトのためにレコーディングされたものらしい。

ほら、またブレてる。
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仮想世界

とあるコンピューター雑誌の記事をみていて、不思議なことに気付かされる。パソコンのGUI(グラフィックユーザーインターフェース)について。GUIって、簡単に言うとアイコンとかポインタとか、文字としてのプログラミングじゃなく、「絵」でコンピュータを操作する、その「絵」のこと。

コンピュータを直接的に操作するために、GUIにはいろいろな“概念”設計がされていて、その中でもコンピュータを操る画面上に”深さ”を持った「仮想現実世界」を構築するものは少なくない。そもそも、普段慣れ親しんでいる「ファイル」−「フォルダ」という構成も、“深さ”を持った層構造になってますよね。つまりコンピュータ(の画面)上に僕たちがイメージしやすい「仮想空間」を作り上げることで、GUIは成立しているのです。(ここでの話の本質とは関係ないけども、GUIが仮想空間をつくるのではなく、仮想空間をつくることでGUIが成立するのです。これはちょっと眼から鱗。)

しかし。しかしだ。ハードディスクに書き込まれるコンピュータ上のデータもこの仮想世界のような重層性をもっているかというと、そうではないのですよ。そんな層構造とは無関係に、実にバラバラに書き込まれていくのです。つまり、見た目と中身が、まったく異なる様相を呈して、僕たちの前に存在しているということです。僕たちが操っている(ように思いこんでいる)画面というのは、ハードディスクに記憶されているデータの並びとはまったく関係がないといっていい。

これってちょっと怖いことだなぁと思ったり。GUIというものは、データを操作する方法論としては問題ない(事実これほどまで普及しているのだから)けれど、データそのものの表現方法としては欠陥だらけということです。データって、ゴーストみたいに実体のないものですからね。
コンピュータはよく「道具」に例えられるけれど、メディア・アーティストのジョン・マエダはコンピューターは「素材だ」と言いました。その意味がちょっと分かった気がします。
PowerBookたててみる
本文とはあまり関係がない写真(机が狭かったのでPowerBookを立て置きに やってみると意外に悪くない)

ここからちょっと話は飛躍しますが、こういうことって、実は普段の生活の中でも結構起こっている気がするのです。現実の空間って、実はデータのような“ゴースト性”を持ってるんじゃないかと思うのです。
空間とヒトを繋ぐものを考えると、やっぱり“視覚”の存在は大きい。目に見えている風景そのものが、実世界のGUIだとも言えそうです。「私」が“こう”動くと、見えている風景も“こう”動くわけです。まさにインタラクティブな関係。
建築でも、それが外部であれ内部であれ、目に見えているサーフェス(表面)のレイアウト(配置)は、それを見る人感じる人にとっての「インターフェース」=「見ている自分と建築空間との境界面」であるはず。だから、そのレイアウトの変化は、空間の質を(ほぼ)ダイレクトに支配してしまっていると言えなくもない。

僕は嘘つきなデザインはしたくないのです。“私は今ここにいる”って、確かに実感できるとか、簡単なようで結構難しいと思うのですよ、このご時世。モノの使い心地と機能に、ある種の一体感があるっていうのもなかなかない。「名は体を表す」よろしく「体は実を表す」でいきたいと、そう思ったのです。
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遺憾

これまでなんとなく持ちこたえていた堤防がちょっと決壊した土曜日。髪を切ってみたり、Dでパンプディングを食べてみたり、家にこもって勉強したり。

ちょっと事情があって、この一週間は世間様と隔離されていたのですよ。で、なにかすごく大きな問題になってる。
国交省のウェブサイトより
もうこの人の受け答え、開き直り、あり得ない。無責任過ぎる。検査機関も同じです。責任のなすりつけ合い。まるで自分は悪くないという態度。

建築業界の実情として、労務に対する報酬のバランスがあまりにも悪いというのはあると思います。もうほんとむかついちゃうぐらい。しかも景気の影響をモロに受ける分野でもある。でもそれはきっとデザイン業界に従事する大勢の人が同じだと思うのです。もちろん、だから諦めろとは言わない。それでも超えてはいけない一線があるということです。

まさに「遺憾」に思います。これ以外に言葉が見つからない。
ああいう大人たちにはなりたくないですね。
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ヨシキン

実家のキッチン周りのリフォームが終了。システムキッチンを入れ替えて壁紙を張り替えただけなので、カタログ見ながらこれが良いだのこれはダメだの言っただけです。完成したものの、やっぱり木目の扉に馴染めません。
で、我が家の台所の主(=母)が誕生日を数日後に迎えるということなので、性にもなくプレゼントを買いに。
GLOBALの牛刀
GLOBALの文化包丁(刃渡り18cm)。

GLOBALは吉田金属のキッチン調理器具(主に刃物)のブランド。世界に誇れるメイド・イン・ジャパンです。手作りの技と秀逸かつ周到なデザイン。前から僕が欲しかったのだけれど買えず終いだったので、今回はこれを。めちゃくちゃ格好いいです。もちろん切れ味も抜群。

日本のデザイン意識を高めるには、主婦層にデザインに対する興味を持ってもらわないと…と、今回のリフォームで思ったのです。主婦と呼ばれる層は日常生活の中でデザインを蔑ろにしがちなセグメントではないかと。パステルカラーのプラスチック製品を一番使うのは(おそらく)主婦です。
今回のリフォームもそうですが、住宅のプランを決めるときも、大きな力を持ってるのはやはり主婦です。なぜなら一番“使う”から。だったら、主婦層がデザインの視点をもって生活し始めたら、すごいぞ、と。そんなことを、諦めてしまわずに、まずは我が家からちょっとずつすすめてみようとか思ってみたのです。ちょうど良い機会だったし。
欲張りな母は、すでにペティナイフが欲しいと言い出す始末。

我が家の台所革命。日本の台所にデザインを。これが今回のプレゼントに込めた裏メッセージだったりします。“キッチン”よりも“台所”がイイと思います。
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アリス

窒息しそうな一週間をなんとか乗り切り、金曜夜に友人と共にビール飲みながら水面へと浮上。
土曜日は夕方からKPOキリンアートプロジェクトをみにいく。
KAPのチラシ
何と言っても石上純也の「テーブル」が見たかった。石上純也さんについては今年のミラノアートウィークで発表されたトヨタ・レクサスのエキシビション会場なんかでご存じの方も多いのではないかと。今回の作品の元になったレストランのインテリアも有名です。妹島事務所卒というのが関係あるのかないのか、不思議な無重力感のある人だと思います。

アートプロジェクトは、エンターテインメントでした。“最近の”コンテンポラリーアートっぽい感じ。なにかしらバックグラウンドはあるのだろうけど、それよりももっと表面的な楽しさが押し出されている気がします。少なくとも、僕には。淀川テクニックは、活動そのものがアートです。いや、エンターテインメントです。もしもアートに社会的な役割があるとしたら、こういうコトかも知れないなぁ、とか。

石上純也ワールドは「不思議の国のアリス」の世界のよう。五十嵐太郎は「紙で手を切るような…」と表現しているが、まさにそんな感じです。油断していると迷い込んでしまいそう。日常的な非日常を、さらにまた日常に戻していて、それがまたきちんとした構造計算によって成立していたりするのです。イスなんて感動的な薄さ。本来ならば”リアリティ=現実性”として仮想的に受け入れられるものが、“アクチュアリティ=実現性”をもってそのままそこに実現している。それもちょっとメルヘンチックな方法で。

作品は仕上げがちょっとボロっとしてしまってて残念でした。展示場所も、もうすこし独立していた方がいいかもしれません。
はやく建築の実作を見てみたい、注目の人であることは間違いないです。
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招待状

高校の友人から、招待状が届く。
結婚式
式と披露宴は地上30階で。

ちょっとお手伝いしているので、前から知ってはいたんだけど、あらめて招待状が届くと妙にドキドキしてしまう。結婚式の招待状ってものすごい予定調和なんだけど、もらえるとうれしい。モノが持つ力のひとつ。これがあることで、“儀式感”が加速するのです。

まぁ僕もそんな年齢層に突入してしまっているっていうこと。あ、でも僕は結婚願望がなさすぎて、逆に困っていたりします。
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タイガー

発掘ものの続き。もう一個出てきました珍しいモノが。
タイガー魔法瓶のロゴ
タイガー魔法瓶の昔のロゴ。

“電動ポット”なるものが発掘されて、そこについてました。今のタイガー魔法瓶のロゴよりもだいぶ目つきが悪いですね(笑)。これを見てると、今のロゴの方がグラフィックの印象だけでなく、トラ自体も若返ってる感じがします。

個々のパーツはわりとモダンでポップな感じなんだけど、全体としてはなんだかレトロ。このロゴのレトロ感はいったいどこから来るんだろう。”タイガー”のフォントは最近あんまりみかけないフォントですが、それだけじゃないはずです。
やはりロゴマーク(CIやVI)にもモードがあるのかなと。グラフィックイメージ自体に相当の体力がないと、時代の流れに疲弊してなんだか古くさくなってしまう。単純化・シンプル化することはそれを乗り切る有効な手段(例:ソニー・シェル石油 etc)なんだろうけど、それ以外の道はないんだろうか。例えば最近のユニリーバなんかは、チャレンジングだと思うのだけれど。

それよりも昔の電動ポットって乾電池で動いていたのですね。それにビックリです。
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