HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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しわ

梅田で思わず立ち止まってしまった光景。
しわポスター
“シワ”の入ったポスター。が、いっぱい。

たぶんスキンケア商品の広告だと思うのだけど、シワが入ってます。ポスターに立体的な“シワ”が入ってるのです。初めて見るとちょっとドキッとする。

初めはこういうグラフィックだと思ったんだけど、でもよく見るとポスターの角もなんだか浮いてるし、ああ、直接シワ付けてるんだと。肌のシワと紙のシワってちょっと性質の違うもののような気がしますが、でもまぁすごくわかりやすい。

きっと何かの型にあわせてシワをつくってるんだろうけど、どれも同じ表情になっていて、それがいっそうグラフィック感を押し出してます。ものすごい“平面感”があって、なんだかとても不思議な光景です。
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高密度

DVD借りに、駅前のツタヤへ。
ツタヤ店内

こうしてあらためてファインダー越しにフレーミングすると、けっこう恐ろしい風景になってるなぁと。ものすごい情報密度です。

本当に必要で有益な情報を選び取れているのだろうかと不安になったりします。偶然性ばかりに身を任せていたのではまずい。“確信犯的”であることと、“偶発的”であることが、どれぐらいの割合であれば最適なのだろうなぁとか、そんな禅問答がまた夜中に頭の中で始まったりするのですよ、眠いのに。
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時間の終わり

東京へ。タイトなスケジュールの隙間に自分時間をねじ込んで、行ってきました森美術館東京タワー
美術館を出た後の、東京シティービューの眺め。ザ・トーキョー。

どうしても、杉本博司「時間の終わり」展に行きたかったのです。

感想を言おうとすると、どんな言葉も陳腐化してしまいそうなほど“完璧”な展覧会です。作品は言うまでもなく、杉本氏自らの手による会場構成もまったく隙が見あたらない。
天井までわずかに届いていない巨大な白いボックスが建ち並び、光は完全にコントロールされている。それなのに作品は一切見えない。そんな会場に入ってすぐの光景から、すっかり心奪われていました。見る人の行動までが氏の思惑にピッタリはまっている感覚。押しつけがましい感じではなく、ひたすらに心地よい拘束感。それとギリギリの緊張感。

紛れもない“アート”がそこにはありました。安っぽいモダンアートでは、たぶん到底たどり着くことの出来ない領域が。

そんな遙か高みにある高尚な作品なのに、なぜかグッと自分の方に引き寄せることが出来るのは、杉本氏自らの言葉による短い解説のおかげ。慎重に選ばれた(であろう)シンプルな言葉たちで語られる作品の解説がものすごく秀逸なのです。あぁ、わかってるんだなぁと、良い意味で、ただひたすらに打ちのめされて帰ってきました。
展覧会カタログは僕の宝物になりそうです。

夕方に行くのがおすすめ。能舞台の天窓が開く瞬間に出会えます。
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眼モ

唐突にデジカメ買いました。
ソニーDSC-L1
Sony DSC-L1のスターダストブルー。
自宅で、数十秒で買い物できる、そんな時代に生きていることをちょっとうれしく思います。

今まで使ってきたのはソニーのP1。偶然にもソニーが続いた。P1も使い始めてもう5年。さすがに寿命か、画像にブルーの帯が入るようになっちゃって。思い入れあるカメラなのでずっととっておくつもりですが。

次のは、毎日持ててパッと撮ってサッと記憶、そんな機動力あるスタイルが理想。そのためには小さいのが良いなぁ、でもってちょっとだけ広角だと助かるなぁと。そこでこのカメラ。発売されてからもう1年も経ってるんで“今更”感満載なんですけどね。最近流行りの余計なものは全部省略。
何と言ってもこの手のひらサイズ。ワイド端32ミリっていう微妙な広角具合も魅力です(一応カールツァイスだし…)。ボディーの質感もしっとりしていて悪くない。欲を言えば電源ボタンとモード切替ボタンの位置が逆だったらいいなと。現状では「取り出す→電源オン→撮影」といった一連の動作が、片手ではやりにくいので。
でもでもこのカメラ、意外と良いんじゃないかと、手に持った感触で感じたりしてます。

僕にとってコンパクトデジカメはやっぱりメモ代わりなんですね。目に映ったものを記録する道具。そういう点では「眼モ」なんて言っちゃってもいいのかもしれません。これからの写真はL1のが増えそうだ。
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珈琲&煙草

なんだか眠れない夜には映画を。
コーヒー&シガレッツ
『コーヒー&シガレッツ』 ジム・ジャームッシュ監督。

ジム・ジャームッシュが18年もかけて撮りためた、11本の短編もの。コーヒーと煙草を傍らに、なんてことない日常会話が繰り広げられるリラックスムービー。ノリとしては『the 3名様』と似てますね。

なんてことない日常会話なのだけど、なぜか惹き付けられるのが不思議。ぼんやりと、喫茶店で隣の席を傍観している気分になれる。なんてことない他人の仕草や表情や話していることが妙に気になるあの瞬間と同じです。

キャスティングもすごく豪華で魅力的でした。イギー・ポップ+トム・ウェイツとかね。
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歩道

自転車に乗ってお散歩中の一コマ。
みどりの歩道
走りながら撮ったのは覚えてる。でもいつ撮ったのかは忘れた。

いやね、わかるんですよ、安全のためですから。歩車を完全に分離することはできないから、最低限、視覚的にそれぞれの領域だけは明確にしておこうっていう意図は理解できます。

でもね、歩道だけ緑色っていうのは お か し い と思うのです。住宅街で、こんなにも広い面積が同じ色、しかも緑色でベタッと塗られているのに違和感ありありなのです。
これこそディター・ラムスのいう“視覚的環境汚染”じゃないかと。もっと他に良い方法もしくは他に良い色はなかったのかなぁ。いっそのこと陸上競技のフィールドみたいに道路を土色に塗ってしまうとか。そうしたらなぜか走るのが速い子供が増えて、陸上競技のメッカになっちゃったりして。「やっぱ陸上やるならあそこだよね」みたいな。

そういえばあんまり関係ないですが、昔横断歩道ってものすごいグラフィックデザインだなぁと、研究しているときに考えていたのを唐突に思い出しました。あれって誰が決めたんだろう。
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良い

久しぶりにシアトルの図書館の写真を見る。僕は今年の3月、確かにココにいて、その場所・空間を”良い”と感じていた。
シアトルにて
良いモノをつくりたいとか、良いモノを売りたいとか、良いモノを提供したいとか、良いモノを使いたいとか、良い暮らしをしたいとか、良い仕事をしたいとか。

そういうのってね、“良い”の輪郭をしっかり捉えられていないと何の意味もなさないのだなぁと思うのです。自分なりの“良い”像・”良い”観がないと。“良いデザイン”然り。
何が良くて、何が良くないかを、ちゃんとプレゼン出来ないとダメなのです。もちろん独り善がりではなく、みんなが納得できるかたちで。

人はそれを哲学というのですね、たぶん。またの名を“思いこみ”と。

とは言うものの、生活者としては「なんかイイ」っていう感覚もすごく捨てがたいっていう気持ちもあります。あと、「いい人」っていうのはこの枠にははまらない気がします。
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販売促進ツール

iPod nano をゲット(←死語?)しました。しかもふたつ。
販促ツール
もちろんウソです。これはnanoよりもさらに薄い。

iPodシリーズではおなじみの販促ツール。駅とかのポスターに貼ってあって、通行人が自由に持って行けるやつです。以前から知っていたのですが、初めて遭遇してテンション上がって白と黒の二つ取ってきました。画面はなぜかB'zの「The Circle」になっています。

このiPodモドキ自体には実際はきっとそれほど意味はありません。むしろその場で群がってる人がさらに人を呼んで(ローカルな場所で)注目を集めるとか、持って帰った人が友達や会社の上司にiPodについて自慢気に話をするとか、このツールに関わった人が自動的に、しかもスタイリッシュに広告塔になることに意味があるのだと思います。
僕もすっかり広告してますしね(笑

こういう“無人なんだけどインタラクティブ”なキャンペーンってどこがはじめたんでしょう。アディダスの応援メッセージを書き込めるポスターとかすごく好きでしたけども。

それにしても、だんだんと実物がこの薄さに近づいてきるのはちょっとした驚異だな。

取られてなくなった分はひとつずつスタッフが貼っているんですね、その現場に遭遇しました。グリッドに穴の空いた型紙を壁にあてがって、それにあわせてペタペタ貼っていました。なかなか大変な作業です。意外にもアナログな手法。なんとなく一発でサラリと貼れるのだと思ってました。
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青色LED

そんなに使わないんだけど、なんだか買ってしまうもの100円ライター。
って、そんな人あんまりいないかもしれませんが。
ライター大人買い
スーパーでひとつ80円で売ってました。

真っ白と真っ黒で、まるでiPodを意識してるかのようです。
不透明な部分は妙にザラッとしていて手応えのある感じ。ザラザラしたテクスチャーと透明なテクスチャーの組み合わせがなかなかよい。取り合いの部分もわりとキレイに収まってるし。押し込む部分も面白いカタチをしていて、普通なら垂直に押し込むところを、これは丸いカタチで回転するように押し込みます。白い方はちょっとウサギみたいでカワイイです。

とかなんとか言いながら、一番購買意欲そそられたのはココなんですが。
青色LED
青色LEDが光る。しかもかなり明るい。

この光源と電源をおさめるために、ガスの量は通常の半分しか入ってません。いつ使うかもちょっと不明です。でも青色LED。ポケットに青色LEDですよ、ただの100円ライターが急にハイテク感を帯びてくるから不思議です。
機能的に無駄といえば無駄。でもこの商品の存在意義の45パーセントぐらいはこの青色LEDにあるような気がします。

これがたったの80円。LEDって安いんだなぁ。なんで空間照明用はあんなに高いのだろう。
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トチガラ

山川の末に流るる橡殻も

身を捨ててこそ

浮かむ瀬もあれ

   空也上人
足りないフェンス
(写真とは無関係です)


だそうな。分かってはいるのだけれども。
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