HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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夏おわり

みごとなトマソンを見つけた。
なき物の痕跡
そんな夏の終わり。

家がビルに飲み込まれたようにさえ見えてしまう。

朝晩がずいぶんと過ごしやすくなってきた。とたんに寂しくなってしまうのは何ででしょうね。季節はまた、変わらずやってくるのに。
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ゲーリー

寝坊したことを除けば、とても充実の週末。梅田をブラブラ、ミナミをブラブラ。オロビアンコのいいカバンが買えた。

最近はミナミが、それも御堂筋沿いが変わってきてますね。そごうも全部仮囲いとれて、ナイキ・オオサカもできてます。でもナイキよりもこっちの方が気になってたりして。
ゲーリー風
ナイキ・オオサカの真上にのっかってる何も書いてない銀色のビルボード。ちょっとだけゲーリー風。

鉄板かな、ステンレスかな、素材感丸出しのシルバーとか軽く波打ってる感じとか妙にかっこいい。もしかしてコレもナイキの広告デザイン戦略だったりして。
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ビューティ・クライマックス

篠原涼子、伊東美咲、蛯原友里、栗山千明の主役級四人が一同に会するマキアージュっていう化粧品の広告。なんとも贅沢で、駅のポスターに視線釘付け。
マキアージュ@梅田
もちろん男子にも人気のある4人なんだろうけど、きっと女子から見ても綺麗でカワイくて輝いてる4人。マキアージュは男とか女とか、そんなことは関係なく、なんといったらいいのだろう、“媚びない美しさ”とか“いつまでも誰もが可愛くあるために”みたいなことを目指してるんだと思う。

CMやウェブサイトで使われてるキャッチコピーも、きっと女性が考えたんだろうな。“負け犬”だとか“おひとりさま“だとかいうけれど、それも含めて今の女性に漂う空気をとても良く捉えてるんじゃないかと。見ていて微笑ましくて、なんだかうれしくなってしまう。TVCMはそれが一番よく出てて、見てるとほっこりする。男もね、こんな風にいきたいなと。

でもって、色々とメディアミックスな仕掛けがあるらしい。こないだは4人がそれぞれレポーターになるTV番組をやってたし、フリーペーパーも創刊。ウェブもキャンペーンやイベントと連動してるみたい。マキアージュ自体が従来の「ピエヌ」と「プラウディア」の2ブランドを統合するものなんですね。資生堂の壮大な計画、今後が楽しみです。

最近の広告は面白いな。
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R25

ついに僕も「R25」な世代になってしまったんだなと。
R25
「R25」。ちまた(東京近郊)で話題の驚異のフリーペーパーbyリクルート。悔しいほど普通に面白いし、そこらへんのヤワな雑誌よりも確実に役立ちそうなのは、僕もR25世代になってしまったからでしょうか。「あせらずいこうよ」が身に染みます。

正直なところもうちょっとで自分の誕生日を忘れるところでした。
気付かせてくれた何人かの人、ありがとう。
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久品仏と汐留

昼前に起きて大学の同期と移動。東急の駅がすごく綺麗(=整備されている)なのが印象的。目的地は久品仏。(「くほんぶつ」と読みます。僕はずっと「きゅうひんぶつ」だと思っていました。)ほんとは二子玉へ行きたかったのだけれど。
九品仏の駅で
久品仏の駅にて。
駅に広告出してるんですね。駅広告ってものすごくローカルなものと、地域性なんて関係ないものが入り交じってて面白い。毎日決まった人が決まったものを決まった場所で目にするなんて、他ではあんまりない状況だな、と。うまく使えれば面白くなるんじゃないかと思ったり。インターネットによって情報の場所性が薄れたとはいえ、まだまだ人は動くわけです。それも毎日決まったルートで。この場合はもちろんものすごくローカルな“宣伝”で、地域への密着感を感じさせます。

で、D&Departmentの東京店へ行く。大阪店よりも“生活臭い”感じ。フロアが広いのと自然光が入ってくるせいかと。見渡せる、というのもすごく大きい。その後、デザインの一般化、みたいなことを平たくおしゃべりしながら1階のダイニングでランチを。豚の生姜焼きはポークジンジャーと呼ぶだけでずいぶんとオシャレに感じるからネーミングというのは不思議。

続いて松下電工汐留ミュージアムへ「清家清展」を見にいく。
松下電工本社ビルのエスカレーター
ここへ来るたびにこのエスカレーターいいな、と思ってしまう。手すりと立ち上がりのガラスがぶつかるステンレスのボックスがすごく小さく収めてあって、見た目にとてもシャープ。ガラスに直接手すりがのってるように見えます。たしかOTIS製。

大規模なのも色々ある、でもやっぱり「私の家」なんです、僕にとっての清家清は。当時としては相当ラディカルなプランだったんだろうな。なんといってもトイレにドアがない(笑)。それでも建物外部を内部空間と連続させて使うなんて手法は、今でもすごく使われる“手”だし、こぢんまりとしたそのスケールと、生活に必要最小限度の広さが、生活するにはとても心地よいんだろうなと、まじまじと感じることができるのです。

そんな「私の家」の実物大模型あり、ネスカフェのCM映像あり、東京オリンピックゲート等の模型もあり、実験装置もあり。建築家の展覧会としては、近年一番楽しめたんじゃないかと思う。清家清という“人間”にスポットを当てていることも大きい。

これで東京トリップは終了。ひよこをかって新大阪へ。お世話になった方々、ほんとにありがとう。
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ぐんま

さて、続きを。

マンガ喫茶で2時間ちょっとの睡眠後、近くのドトールでレタスドッグくわえながらしばらく考えるも、足はほぼ迷いなくそそくさと浅草へ向かう。時刻表をチェックし、すぐにきた“特急りょうもう7号”にのりこむ。
りょうもうの車窓から
行き先は群馬県東村。途中“相老”の駅で「わたらせ渓谷鐵道」なんていうステキ単線ローカル鉄道に乗り換え。さらに“神戸(ごうど)”の駅でさらに村営の路線バスに乗り換え。浅草からだと3時間ちょっと、ようやく目的地「富弘美術館」に到着。
富弘美術館外観
ダムのほとりのものすごいロケーション。まだできたばっかりなだけあって外構が周辺環境に馴染んでないのと、ファサードを中途半端に隠してしまってる中途半端な植栽が残念。コンセプトが表出する絶好の部位なのにね。
富弘美術館のファサード
中にはいると、とてもいい。これまでに味わったことない空間構成なので、僕個人としては純粋に楽しめた気がします。コンペのときからコンセプトなんかは知っているわけで、ナルホドあれがこうなるのね、と、ひとつずつ確かめながらの美術”館”鑑賞。残念ながら内部は撮影禁止です。

“まん丸”という平面も日常あまり目にしないので印象的だけれど、それ以上に室同士の“つながれ方”によってできあがっているリニアでない空間が印象的。平行な壁面がひとつもないので向こうにある空間がウソみたい。シリンダー状の各展示室は内部仕上げやライティングが全て違っていて、その異質な空間をつなぐ開口部が呆れてしまうほどあっけらかんと、ただ開いているだけというのもその一因なんだろうな(開口部の縁の色だけを彩度・明度の低い色で塗ってあったり、わざと低めの開口部にしてあったりと、計算はいたるところにあるんだけれど)。

作品のスケールと空間のスケールも合致していて、居心地もよいです。
それよりなにより作品がとてもすばらしくて、もうちょっと油断すると涙してしまうところでした。建築好きでなくても山道越えて行く価値大だと思います。

さて、現地でなんとなく(というか半分ぐらいは確信犯的に)先日夜中まで飲んでいた先輩に遭遇。文無しの僕を車に乗っけてくれました。正直あの時の所持金ではほんとに東京まで帰れなかったので、ここでもまた涙が出そうになりました。
帰りの高速、雨上がりの空
雨上がりの爽やかな空。ついでなので、ちょこっとだけ閉館間際の群馬県立近代美術館(設計:磯崎新)に寄ってみたり。
群馬県立近代美術館の一部
富弘美術館とは対照的な、これぞ美術館的美術館。ものすごいスケールの空間に圧倒されながら、まだまだ僕には磯崎の言語が理解できないなぁと思ってしまうのです。

その後先輩とその彼女に池袋でビールまで付き合って頂き、吉祥寺へ。ayaとゆかいな仲間たちの集合に混ぜてもらう。この人はなんでこんなにキラキラしているんだろう。いつものことながらキラキラした元気を頂く。ごちそうさまでした。

そして次は渋谷へ出て東横線に乗り込みアオくんjiiさんとしっとり写酒祭。実はものすごいお久しぶりなのだけれど、そんな感じもしないのはネットのチカラなんだなぁと改めて実感。アオくんは来月自由が丘で写真展するそうです。
池袋で路頭に迷いそうになったことがウソのように、突然の訪問に色んな人が反応してくれてとてもうれしい。とはいえやっぱり迷惑だとも思うので、これからはできるだけ連絡して行こうと、心に誓うのです。
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とうきょう

ギリギリまで行くか迷ったけど、19日の昼過ぎにカメラと着替えだけ用意して家を出る。新幹線にのって東京へ。冗談みたいな思いつき旅行。全ては行きならが、もしくは行ってしまってから決めようと。

まずは有楽町のビックカメラでフィルムを3本買ってそのまま銀座へと向かう。
佐藤雅彦研究室展
「佐藤雅彦研究室展」を見るため。

佐藤雅彦研究室のやっていることは、一見ほんとに意味が分からない。いや、意味があるのかどうかが分からない。少なくとも今まではそうだった。でも会場で「佐藤研は“自由”は嫌いです」という一言をみて、なんだかちょっと分かった気がする。頭の体操・深呼吸をするにはとてもいい展覧会。
佐藤研は、表現を考えるときの、その考え方について考えているんだなと。さらに話をややこしくしているのは、その考えた考え方を逆に書籍やTV番組や展覧会という“表現”にしているところ。なんだかメビウスの輪みたいだ。

その後銀座をブラブラと流行りの商業建築のファサード巡りとウインドウ・ショッピング。ヴィトンの並木通り店(青木淳設計)もみる。
ヴィトンの並木通り店
個人的にはこのファサード好きです。銀座の空気感にキラキラした星空のようなファサードがとてもマッチしているように思う。ロマンチックというにはややケバケバしい表現ではあるけれど、斜向かいに「ふたご屋」があるような立地ですからね、いいと思います。
ガラスが象嵌されたコンクリートの壁はサッシュ無しのフルフラットで、“光”をゼリー状に固めたものが埋まってるような印象で、触ると柔らかそう(実際はカチカチ)。埋め込まれたガラス表面も石のような素材感があって、物理的にはフラットなんだけど視覚的な印象はもっと複雑。

この後恵比寿で朝方まで飲む。
恵比寿の駅前
恵比寿にてエビスビールを。今回の主目的はこれだったような気もする。いやいや、エビスビールではなくて参加することですよ。思えばとてもバラエティに富んだ顔ぶれ、尽きない話。みんな歩く刺激物だ。

そして最後まで一緒にいた5人で、年甲斐もなくマンガ喫茶で朝まで仮眠するのでした。
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偽物

休み。夕方からとくに目的もなく、珍しく千日前をブラブラしてみる。なんとなく本屋さんぐらいまで行こうと決めて。そしたらビックリ、いつの間にこんな場所にプラダができたの?って。
ぱくりプラダ青山
見事なまでの模倣デザイン。こちらはパチンコ屋さんです。NGKの前にあります。

ここまでやるともう参ったと言うしかない。部分的に凸ガラス使ってあったりと、かなり実物に忠実。サッシュは既製品を流用してるみたいなんだけど、すごくキレイに収まってるし、ファサードだけで言うと、これはこれで成立している。ここまでしたら逆にコストが跳ね上がるはずなので、よっぽどの執念があったんだろうなと。あっぱれですよ。
それかプラダ青山で余った材料を安く仕入れることができたとか。

プラダ青山と違うところは、このデザインが表層だけに留まっているのか、建築を構成する全てに関与しているのかというところで、誤解を恐れずに言うと、パッと見た目だけの印象はそれほど変わらない。もちろん、建ち方、シルエット、内部空間とあわせていくと、決定的に違うのだけれど。

なんにせよ、建築デザインに著作権がないことを示す証拠。

明日からまた思いつきツアー第2弾へでかける予定です。
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いやがらせ

本日のあり得ない。
自販機のいやがらせ
日付も変わりそうな深夜の帰り道、自販機から出てきたおつり。ウソのようなホントの話。

ほぼ  嫌 が ら せ  です。

もう笑うしかないですね。それにしてもこんなに大量の50円を手にしたの初めてだな。おかげで財布がパンパンです。

しかし捨てる神あれば拾う神あり。日付もかわった深夜、iTunes Music StoreでRCサクセションのアルバムのいくつかが50円になってる。思わず購入。他にも50円のアルバムがちらほら。きっと何かの間違いなのだろうけれど、驚異の50円パワーなのでした。
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ガンプラ

13日の続き。
海底トンネルを時速110キロで滑り抜けて、天保山のサントリーミュージアムへ。「ガンダム展 〜来るべき未来のために〜」を見るために。

ガンダム、正直あんまり詳しくはないんだけど、なるほどこんに意味深なアニメだったのね、と改めて感心。結構重たいテーマなのだ。ガンダムを題材にアートしなくても、ガンダム自体がすでにアートなんだな、きっと。

だからかどうか、展示作品に関してはちょっと不満が。ドラえもん展のほうが単純明快楽しかったなぁと。入ってすぐの実物大コアファイターがカッコイイとか、八谷さんのニュータイプ適正テストがなんだかとても不思議な感じとか、そゆのはあるけど。企画として「ガンダム=戦争」っていうテーマがまずあって、みんながそれに向かってるっていうのはどうなんだろ。

ボチボチ歩きながらふと、ガンダムの魅力ってキャラクターのネーミングの不思議なキャッチーさにもあるよなぁと思った。ザクとかドムとかゲルググとかズゴックとかグフとかキュベレイとかア・バオア・クーとかマラサイとか。アムロにシャアにララァにセイラ・マース。ほら、みんな覚えてる。
ガンダム展
お土産は会場限定の「透明ガンプラ」。パーツが全部クリア素材でできてる。しかもちゃんとバンダイ製。いつ作ろうかと思いつつも、実は作らずにとっておきたかったりする。

このパッケージにも使われてるけど、展覧会のグラフィックがとてもいい。モノクロのガンダムのバックに“ガンダム色”のマルチ・ストライプ。この“ガンダムっぽい色”っていうのが記憶の中に刷り込まれてるから、解体・再構築されていてもやっぱりガンダム。
このほかにもザク・ストライプやドム・ストライプがあっって、ショップの床や壁を彩っていたりTシャツやトートバッグにプリントされていたりする。

その後今里で激ウマーな鉄板焼き食べました。満足。
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