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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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ブルー

プレゼントをもらった。突然で予想外のプレゼント。
“予想外”はいつも楽しい驚きをはらんでいて、とても嬉しい。
コーラグラス
石塚硝子アデリア60シリーズのコーラグラス。このブルーは限定色らしい。写真はちょっと斜めってしまってますが。

このブルーがとてもいいのだそうだ。だからプレゼントと。

瑠璃色というほど華やかでもなく、コバルトブルーというほど爽やかでもない。なんだかとても不思議な色をしてる。背景によって色が劇的に変わるのも不思議。群青ほど青くもなくて、ほんのわずかに緑がかったような深い青。

デコラティブな見た目と、人工成形ゆえにポテっと分厚いガラス、ずっしりとした重量感は懐かしい気もするし、今の僕たちにはまた新鮮にも映る。

最近覚えはじめた焼酎を楽しむためのグラスにしようかな。
それともコーラ専用グラスにでもするか…。
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頼りない

アマゾンからMaarten van Severen(マールテン・ヴァン・セーヴェレン)の作品集が届いた。もちろん勝手に届いたんじゃなくて注文してたからですが。

なんだか表紙とか製本とかすっごいテキトウなんだけど大丈夫なんだろうか。ブックカバーと思わしき表紙を外すとペラペラの紙と丸出しの背中が出てきてすごく頼りない。
これがベルギーテイストなのか?

Maarten van Severenはベルギーの建築家。でもたぶん家具の方が有名で。「03」とか「04」とか。この二つは僕の中でのベスト・チェアと言ってもいいかもしれない。究極にシンプルな形に、実はものすごいテクニックと、新しい素材が使われてる。なんでもない形なのに、大きな驚きを含んでいる。一見固そうな座面に座ったときの驚きと言ったら…。ニクイやつです。
そういえば僕もある場所で導入を提案したんですが、みんな大事に使ってくれてるかなぁ。お願いだからカッターで座面削ったりしないで(笑

またコールハースとのコラボレーションでも有名。例えばボルドーの住宅とか。あの半透明グリーンの本棚は彼の仕事です。そういえば今年3月に行ったシアトルの図書館でも「03」がメインのイスとして使われてました。
シアトル図書館
これなんかは珍しい、カウンターハイトの03。たぶん特注。

肝心の作品集の中身はというと、「03」のX線写真や数々のドローイング、スケッチ、それとわずかに建築っぽい空間の作品も載っていてなかなか楽しめました。特にX線写真は03の仕組みがとてもよく分かってグー。

そんな彼も、今年の3月に49歳という若さでなくなりました。もうちょっと、もうちょっと見ていたかった気がします。

今日はそんな沈んだ空気を持ち上げるべく、Black Eyed Peas の「Monkey Business」を聞きながら。珍しくヒップホップでひとり横ノリナイト。
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バトンタッチ

なんだかよく分からないままに、ayaからミュージカル・バトンとやらが回ってきたのでバトン受け取ってみます。
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■Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
8GB。まだ自分の20GB iPodの半分もいってません…。
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■Song playing right now (今聞いている曲)
Jack Johnson「Traffic in the Sky」 からYUKI「joy」に変わったところ。iTunesでパーティーシャッフル中。
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■The last CD I bought (最後に買ったCD)
Ben Folds 「Songs for Silverman」
Bonnie Pink「REMINISCENCE」
ベンフォールズ
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■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
海外の人
1.Ben Folds Five "Philosophy"
2.Tom Waits "Tom Traubert's Blues"
3.Underworld "Born Slippy"
4.G. Love & Special Sauce "Kiss and Tell"
5.Bob Marley & the Wailers "One Love / People Get Ready"

1.ピアノがいいへなちょこロック。高校時代の甘酸っぱい思い出が。
2.大好きな映画、「バスキア」のサントラから。嗄れた声が染みます。
3.勢いつけたいときはテクノ。tomatoが好きだから。
4.ブルース+ラップ、ゆるくていいです。
5.夏はボブ・マーリー。やっぱり最後は愛でしょう。
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日本の人
1.久保田利伸 "LA・LA・LA LOVE SONG"
2.はっぴぃえんど “風をあつめて”
3.Bonnie Pink "オレンジ"
4.Mr. Children "HERO"
5.KAN / “Songwriter"

1.忘れられない「ロンバケ」の主題歌ははずせません。
2.友達のおかげでなぜか失恋のテーマソングなのです。
3.だるいビートとこの声がとても心地よいのです。
4.なぜか聞くとドキドキしてしまいます。
5.これもピアノがステキです。
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こんな感じですかね。比較的メジャーどころで。

■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
これはブログからも回すのかわかんないんですが、一応。
きとちゃん、danaさん、いちろ〜さん、gndさん、soni.さん。バトン放り投げるので暇があったら拾って次へ回してくださいな。
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スキャルプナイト02

先月も開催した発毛促進イベント(?)スキャルプナイト。恒例行事になるのか?と臭わせつつ、第二回が開催されました。
頭皮スキャニング中
写真がブレブレです。
今流行りの手ぶれ防止デジカメだと、こんな写真も撮れなくなるのかなぁと、ちょっと疑問に思ってみたり。

今回のお食事は餃子。ネタからつくって一生懸命包みましたよ、餃子。
餃子
スキャルプナイトというか餃子パーティーというか、スキャルプナイトfeat.餃子パーティーなのか、餃子パーティーfeat.スキャルプナイトなのか、よく分からない状況で。
僕は納豆が食べられないので、写真に写ってる納豆は死んでも食べませんでした。

まずい(とみんなに言われた)チンタオビールも餃子と一緒なら大丈夫。あなたたちと一緒なら大丈夫。相変わらず食事は日付が変わったぐらいから始まるのでした。
こんな時間にご飯食べる方が、よっぽど髪の毛に悪いんじゃないの?なんていうつっこみはなしの方向で。
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今日は大阪港の倉庫にある大阪現代演劇祭仮設劇場、通称「WA?」へ、シンポジウムを聞きに。海っぺりの倉庫にあって、すぐそこにタンカーが泊まってて。なんだかステキなロケーション。
WAを外から。
これがWA?。
コンペで選ばれた五十嵐淳の設計。この劇場は宙に浮かぶ大きな鉄のリングとそれを支えるアスファルトの基礎、リングからぶら下がったエアチューブとオーガンジーの布、それに地面に書かれた一本の黒いラインだけでできている。

シンポジウムは、「この劇場を選んだ人」(=コンペの審査員)、「この劇場を提案・設計した人」(=建築家)、「この劇場のユーザーだった人」(=劇団の演出家)が集まった。関わった人たちが揃って互いの思惑をがっちり言い合うなんてシチュエーションは実は結構珍しい。中でも興味深かったのは、この劇場自体を操作したり(チューブや布が外される)、観客が自由に座る場所を選べるという仕組みを無視してしまった劇団が多かったことについての議論。場所の価値とそこで行われる行為の話。維新派の松本雄吉さんの話の“切れ味”にびっくり。

でも一番飄々としてたのは設計者の五十嵐さんだったな。ある意味投げっぱなし。
WAを内から。
バックヤードからの内部の眺め。実はここからの見えが一番気に入っていたり。観客にとっては関わりのない部分だけど、劇場内で唯一視界が遮られる場所で、“見え”がなかなか面白い。

この仮設劇場は純粋な円形をしているのだけれど、この“純粋な円形”の空間というのも、実はこれまで経験したことがあるようでないんじゃないかなぁと。圧倒的に大きい場所ではなくて、自分目が行き届く範囲の空間として。

角のない円形の中にはいると、不思議な感じに襲われる。なんだか空間の大きさが大きくなったり小さくなったりするんです。端っこにいるときは大きく、中心付近に行くと小さくなる。まぁ壁との距離が単純に変わってるだけなんだけど、移動するたびにグニャグニャと空間が伸び縮みするような不思議な感覚。四角い部屋よりもずっと大きく伸び縮みする。
原因はたぶん、空間に角がないから。移動している視覚的な感覚が薄いからなんじゃないかと。知らないあいだにもうこんなに移動してる、みたいな。

最後に維新派からの差し入れワインのんで帰りましたとさ。
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いたこ

コンビニで買った発泡酒に付いてきたおまけ。
いたことニホンザル
恐山のいたこ。

と、ニホンザル。

なんだですか、“いたこ”って。ついに海洋堂のフィギュアも食玩も、来るところまで来たなぁと、ちょっぴりセンチメンタルに。なんだか怖くて捨てるに捨てられません。たやすく捨てると祟られそうです。
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もどるねじれ

WITHOUT THOUGHT 06。テーマはコイン。

ずっと会ってみたかったあの人の話を聞くことができた。会うことができた。ほんとに短い時間だったけど、お話をすることができた。久しぶりに“震え”がきた。
without thought 6
スッとふつうにそこにいて、でもとても強く、はっきりと、明確に、世間の出来事や世界のものごとやその場の色んな質問を“見通せる”人なのだなぁと感じた。“見透かす”ではなくて“見通す”。

じっと黙って話しを聞き、質問に対する話しの始め方は、かならず「僕にはその答えがあります」から。

とにかく、偶然だとはいえ僕のことも見通されているような気がして。気付かないうちにねじれていたものが、スゥっと元に戻っていくような感じがした、貴重で刺激的な出来事だったなぁ。
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タイポ

小さい頃、字がうまく書けなくて、定規を使って文字を書いたことありませんか?僕はあるんですが(きっとそういう子をみたことあるはず)、真っ直ぐな線さえ引ければ上手な字になるような気がしてたんですよね、あの頃。結局はカクカクしてバランスも悪い変な文字になっちゃんだけど、今思えば文字をデザインしようとした初めての行為だったような気がします。あれはあれで、“上手な字”ではなかったけれど、“面白い字”にはなってたし。

そんなこんなで堂島のdddギャラリーに「TDC展」をみにいく。
dddギャラリー
平日の昼間しかやってないから、なかなか見に行けなくて大変。

TDC=東京・タイプ・ディレクターズ・クラブ。つまりはタイポグラフィー(文字)を中心にしたグラフィックデザインの展覧会。いやぁ面白かった。純粋に、置いてある作品群がとても魅力的に感じられて。

特に学生でTDC賞を受賞した臼井法子さんの「The Form of Words」。A2の紙にペンのインクがなくなるまでひたすら同じひらがなを書き続けた作品。ほんとに大変な作業だ。手で描いたことでそこに蓄えられたパワーや描いてる最中の色んな“ムラ”が、作品をとても面白く力強く人間くさいものにしていて。ただ書き続けているように見えても最終的にできあがるものは全体として妙な模様になっていて(作者は“タタミイワシみたいな”って表現してたけれど)、この無作為的な作為にまたヤラレてしまうのです。タイトルの付け方もうまいし、秀作。

そして興味がわいたのは Evan Roth の「Typographic illustration」。メニューにあるフォントを選択すると、そのフォントの色んなサイズの文字がニョロニョロ出てきて重なって、そして線になってく。そのうちにイラストができあがるという映像作品。そのだんだんとできあがっていく様子が結構ドキドキします。アンチエイリアスを利用して濃淡を出したり、タイポの大小が線の強弱になっていったり、うまいなぁと。
要るのか要らないのかよくわからないBGMもステキ。

そんなわけで、受付の人以外誰もいない平日昼間のdddギャラリーを、独り占めで楽しんできたのでした。
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ブルーシートの憂鬱

今日はとある学会の支部発表で、朝から天満にある会場に向かう。天満橋近くの川崎橋という歩行者専用の橋で大川を渡って。都市にある川の眺めというのはやっぱりいい。ぽっかりと線状に広がっていくパースが、街の風景に空白を浮かび上がらせてくれる。
天満の景色
周囲を眺めてみると、川沿いにはブルーシートが。

どのテントも表にフライパンや食器が干してあったり、ちょっとレトロでリッチな応接セットが置いてあったり、ちゃんとダイニングセットがあったり、ボンボンベッドで昼寝してたり。なんだかちょっと気持ちよさそうだ。

敢えてここに住まなくても、(特に東京だったりすると)公共が用意した施設があって、そこに入ることができるはず。でも大抵の人はよっぽどじゃない限りそんなとこに入りたがらない。こういう場所と、いわゆる公共が用意する施設だったら、圧倒的にここ方が環境として魅力的なんだろうな、と。大多数の建築はこのブルーシートテントを越える魅力すら持てないでいるんじゃないか。そいういう環境すら作り出されていないんじゃないか。と、考えてしまうのです。

もちろんそれは建物だけの問題ではなくて、隣にいる人や、建物内のルールや、他人の目や、環境を形成する実に様々な要因が合わさって、その総体である取り巻きの環境の問題なのだけれど。その環境をつくるのことも、いやつくることこそが、建築をデザインするということなんじゃないのかな思ったり。

当然そこにはお金の問題が出てくる。かけられるコストの枠中で、社会から要求される最低限度のスペックの枠中で、どこまでやれるかというのが勝負になる。資本主義社会にいる限りいつも立ちはだかる経済性・コストという楯を、壁を、打ち砕き突破するだけの武器を、能力を、僕は持ち合わせているだろうか。

なんだか支離滅裂だけれども、川沿い歩きながらまだまだやらなきゃ、と思ったのです。
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4色

ついに使いはじめた4色ペン。
ゼブラ・クリップオン
ゼブラ クリップオン・マルチ」 の、頭部の写真。

最近の文房具はボディーがトランスルーセント(透明)なものばっかりだ。なのでここはあえて真っ白なものを選んでみる。各色を押し出す部分と白の組み合わせ、その微妙な曲線がなんだか妙にチャーミングで結構気に入ってしまっていたり。

しかもこれは4色+シャープペンシルの豪華版。シャープペンシルの押し出しはクリップと一緒になっていて、そのおさまりとかはちょっと残念なんだけれど。

大抵の事務作業はこれ一本で何とかなるし、重宝してます。
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