HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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大晦日

大晦日にして今年初めての雪が降った。
雪の降る町
そりゃ寒いはずだ。今年最初にして最後の雪。なにもこんな日に降らなくてもいいのに。

今年も色んなことがあった。来年はどんな年になるだろう。とりあえずみなさん、良いお年を。
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視覚トリック

京都の話題建築スポット二つ目、ルイ・ヴィトン京都。
の、ファサードのアップ。
ヴィトン京都
永山祐子さんがデザイン。最近のルイ・ヴィトンの仕事はほんとに青木淳関係者が多いなぁ、とあらぬ事を考えてしまう。

いや、絶対写真じゃ伝わらないんだけど、ほんとに不思議な感じです、このファサード。動きに連動して奥行きのある(かのように見える)ストライプがどんどん変化する。そこにないものが奥行きをもってそこに見える。たぶん偏光板と白黒ストライプのダブルスキンなのかな、原理がよくわからない。ルイ・ヴィトン名古屋のモアレとはちょっと違う視覚的手応え。でも、もうこうなったらほとんど“手品”に近いな。
構成要素が細かくてツルピカ系だからゴージャス感はあるけど、色味を抑えてあるぶんギリギリ周辺からは遊離していない。まともに着地できてる感じはある。

通り側じゃない方のファサードは、鏡面とつや消しのダミエ柄。
ヴィトン京都
夜、そこに反射する街が、まるでダミエのフレームの向こうにあるように錯覚する。すべてが映ってるよりも、半分ぐらい隠れてたほうが、像としてリアリティがあるのかもしれないなぁと。“なんだかよくわからないけどたぶんそう”ぐらいの曖昧な認識の具合の時が面白いんじゃないかと思うのです。

とまぁヴィトン・マジックを堪能して忘年会へ。残念ながら、一澤帆布に行くの忘れてた。あぅ…。
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カラクサ

ここ数年恒例の、忘年会のため京都へ。ついでに最近の京都の話題建築スポットへ行ってきた。
一つ目はCOCON KARASUMA
ココン
旧丸紅ビルを隈研吾氏がコンバージョンした、今流行りの「R-30」な商業施設。新風館・KYOUENときて三段落ち。エッジな飲食店と、ばかでかいインテリアショップ・アクタスなんかが入っている。アクタスがすごい広くてしかも2階まであって、びっくり。年末だからか、あんまりひと入ってなかったけど大丈夫かな…。
コンバージョンはとてもオーソドックス。足下だけ新しくファサードを追加、内装はもとの躯体を生かしてスケルトンにしたあと、間仕切ってショップとして使われてる。当然天井なんかはらずに配管むき出し。

どうも隈さんのイメージとは違う。唐草文様のファサードも、JR渋谷駅の時ほどスタディされてないんじゃないかなぁと。どうも柄が大きすぎる気がするし、それよりもキツめの緑色が安っぽい感じで、街に対して主張しすぎ。室内の照明カバーに使われてるみたいな、もっと優しい色目を使えばもうちょっといいんじゃないかと。

でも、ちょっと気になるものを見つけた。
案内板
フロアの案内板がテーブルに。エントランスや開けたところにポツンと置かれてるんだけど、なんだか和む。そういえば、壁にサインがあまりないなぁと気付いた。これを親子二人でのぞき込む光景が微笑ましい。
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春服

そういえばもうすぐセールの時期。買い忘れた冬服あるかなって思った矢先、2005S/Sのコム・デ・ギャルソン・オム・プリュスを見つける。
ギャルソン
VOGUE UK

とてもいい。かわいくもあり、エグくもあり、少年のような危うさもあり、それでいて力強い、ピンクの色使い。独特のパッチワークと素材感。スパイスとしての黒との合わせ方。これまでよりも細い見頃のバランス。最近着る物のオシャレにあまり興味がなかったんだけど(というか欲しいと思える物がなかったのか…)、クリティカルヒット。欲しいけど、そう易々と買えるものでもないのがモドカシイ。でもピンクパンサーはどうかと思う。

ファッションは難しいし、よくわからない。いわゆるモードとか流行には興味がないけど、やっぱり自分が着たいと思うものを着たいわけで。

この冬は一人でVネックがブームだったなぁと、2004年を振り返ってみたり。
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茶色いウサギ

「the brown bunny」のDVDをみた。
プラウンバニー
か弱くて繊細で華奢で純粋なロードムービー。純粋な、というのはロードムービーとして純粋なのであって、映画として純粋かというとそうではない。「Buffalo '66」の時のような芯の骨太感はない。

物語の比重が最初と最後に偏っていて、途中はいわゆる「間」という扱いだろう。途中の順番は正直どうでもよくて、だからDVD特有の“チャプターを選んでみられる”機能を使って順番バラバラにザッピングしてもそれはそれで面白いんだろうなぁと思う。それで物語が成り立たなくなるものでもない気がする。

ギャロの自己愛・ナルシスティズムが満ち満ちている。ものすごく自分から遠い位置にある気がして、どうも入り込めない。ギャロの作品はしばしばこんなことを感じる。映画だけでなくて、昔、原美術館で見たアートピースにしてもそう。ボクは彼ほど繊細じゃない、きっと。

正直ちょっとカラブリ、かな。
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鉄+勇気

「最後に勇気をふりしぼったのは、いつですか?」

これそうとうヤバイ。90秒の予告編みたら、かなり見たくなっちゃった。リアルタイム世代ではもちろん無いけど、こういうテイスト、これまでなかったなあと。
デスクトップ
壁紙もさっそく鉄人にしちゃったり。
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主婦の知恵

プラスマイナスゼロのセカンド・コレクションが発表されてる。CDラジオとヒーター以外は初めて見た。その中で欲しいと思ったモノ。
チューインガムメジャー
ガムメジャー。メジャーって巻き取りの機構があるからふつうは正方形か円形なんだけど、これは違う。まさにチューインガムのサイズであり、チューインガムのカタチ。手に持った感じがしっくりきそうなサイズで、深澤氏の言う「2.5R」の処理が一番効いてくるモノなんじゃないかと思う。(±0は商品の角を半径2.5ミリの丸みをもたせてある。木材が使われるうちに角が取れてできる自然の丸みなのだそうな)
でも最近の子供たちは「板ガム」って知ってるんだろうか。キシリトールとか、粒ガム全盛期だから、知らない小学生とか多そうなんだけど。

プラスマイナスゼロのプロダクトは、一歩間違うと主婦のアイデア商品とも受け取られてしまいそうだ。特に傘なんか。セカンドコレクションのゴミ箱も。家庭で使うプロダクトに触れている時間が圧倒的に長い主婦の視点から出てくるアイデアって、すごいアフォーダンスに満ちあふれてるものなんだろうなぁと。
プラスマイナスゼロは、いや、深澤直人氏は、そこのギリギリのラインをデザインしている、って考えると、デザインという行為が身近に考えられると思うのだけれど。
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クリスマス

昨日のイブのケーキ。誕生日と間違えてる気がするけど。
クリスマスケーキ
デジカメをどっかに置き去りにしたので久々携帯のカメラで。携帯のカメラっていつ使うんだろう。

クリスマスで浮かれた雰囲気は大好き。関係なくてもソワソワする感じ。もうこうなりゃ楽しまなきゃソンでしょう。だけど、やっぱりクリスマスとは恋人と過ごすモノなのかなぁ。まぁそういう人のいないボクには、友達とクリスマスを言い訳に鍋を囲んでワインを飲んでケーキ食べることが最高に楽しかったりする。ありがとうクリスマス。あなたのおかげでおいしい鍋が食べられます。

と、毎年言ってる気がする。来年こそは!?っていうのも毎年。

それにしてもJUGEM重いのはなんとかならないものか…。
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目触り

“手触り”ではなくて”目触り(メザワリ)”っていうものが、確実に存在してると思う。

ボクたちはきっと、そこにあるモノを手で触ってそのカタチや感触を確かめるように、そこにあるモノを“視覚的に”触って感触やカタチを確かめて味わって楽しんでいる。感覚としては視線の先にマジックハンドがついていて、それで見ている対象を触って感触を確かめる感じ。そうして手に入れた感触を、行為や行動や動作に反映させたりさせなかったりしているはずだ。
目で触る
建築のカタチを考えるとき、特に最近の傾向として、「スッと建ってる感じ」とか、「ヌルッとしたファサード」とか、「ザラッとした感じ」みたいに形容することが多い。とくに「ヌルッとした」はよく使ってる気がする。最近多い非ユークリッド幾何学的な3次元曲面を多用した未来派建築の類はたいていヌルッとしてるから。ちょっと考えてみると、ここで挙がってる言葉は本来、触覚=手触りでわかるモノの表面の状態を表す言葉だ。それを見た目の表現として転用している。

視覚とは従来「止まったもの」として考えられがちだけど、そうではない。「舐め回すように見る」とか「なでるように見る」なんていう表現があるように、立ち止まっていても視点は一定ではない。これまでただ「見えている」と思っていたものも、じつはすべて「見ている」んじゃないかと。そして、動きながらものを見る(動きの中にものを見る)ことで、そのカタチの抵抗感や摩擦力みたいなものを感じ取っているとしたら、それはきっと手触りと同じようなものだ。視覚で楽しむカタチや表面の感触。だから目触り。

いつかどこかであった隈研吾の講演会で聞いた「建築の肌触り」という言葉を思い出した。
そのときは確か“Great(Bamboo)Wall”(AQUOSのCMで“竹と光の家”として出てるあれ)の話をしていた。そのときはまぁ素材の手触りの話なのかなぁと思ってたけど、なるほど触覚だけでないところまでこの言葉は拡張できる。なんだかボクたちの持ってる感覚を“五感”として5つに分けてしまうことが本当なのか、怪しくなってくる。

抵抗感や手応えがある方がいいとかそういう問題ではない。サラサラ流れるのもよい。これこそ「Haptic」な感覚だなぁと、現在進行中の住宅設計の立面を描きながらフト思ったこと。
住宅の模型
昨日はまた考え事をしながら机に突っ伏して寝てしまった。風邪引かないように気をつけないと…。
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Flash

なんとなくこの時期恒例にしている、本サイトのクリスマス用オープニング・フラッシュを制作。
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クリスマスに対して特別な思い入れがあるわけじゃないんだけど、なんかこう、みんなでこの慌ただしい時期のソワソワ・ワクワクする感じを盛り上げていこうとか、お祝いしようよ、みたいな雰囲気は好きなのです。

今年はムービーを埋め込んだりしてみた。時間もないので「どうやって手抜き感をなくすか→とにかく動かす」という安直な考え…ではないです、きっと。
普段フラッシュはプレゼンのムービーとかをつくるのにしか使ってなくて、ウェブに使うのは久しぶり。だからアクションの設定で戸惑いまくり…。やっぱり慣れとかないとダメだなぁと。こういうちょっとしたスキルアップはいつかきっと役に立って、生活や表現方法を豊かにしてくれるはずだから。

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