バカだ大学ではないです。北海道滞在中に、はこだて未来大学へ行ってきた。
いやもう何がすごいってこの研究室。オープンラボっていってもここまでオープンなのは見たことないです。真性マゾっていうのがあるぐらいだから、ここは真性オープンラボ。
どこかの企業の研究所といわれても納得してしまうほどきれいで整然としてます。およそ大学とは思えない空間。各研究室(スペースといった方が適切)が階段状に積み上げられ、その上は完全なるヴォイド。空間のボリュームが半端なく大きくて、非人間的。でももうここまででかいと人間的とかどうでもいいです。北海道という土地でしかできないだろうなぁ。
当然、研究室だから、泊まり込みでいる学生もいて、オープンラボのど真ん中でいす並べて寝てたりします。
勝手に撮っちゃってごめんなさい(笑
こんな感じでどこでも誰でも見渡せる。そこがすごく気持ちよい。ただ、「とりつく島もない」感じは否めない。使い手に使い方のスキルを要する建築だ。空間を一通り見終わった後は、使いこなし方が気になってしまった。外国人の教授のラボはどこもすさまじいまでにカスタマイズされていて、原色使いのボックスおいたり、天井からモールを吊したりと、使いこなせている感じがする。ほんっとに好き勝手やってる感があって、これはお国柄なんだなぁと思った。
きわめて実験的な建築だけど、用途と空間の関係には破綻がないように思う。まぁ色んな条件がそろわないと成り立たない建築なんだろうけど。
シンプルな空間・形態にこそ、多様性は生まれるのだ。きっと。