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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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脅威

シャオミのプロダクトがほしいなぁ、なんて中国人の友達に話していたら、年末に買ってきてくれました。

Xiaomi Piston3

ホントはベリリウム振動板を使ってるPiston2がほしかったのだけど、どうやらモデルチェンジしたみたいで、公式ショップではもう手に入らないらしい。

まさにピストン型だったPiston2とは違って、デザイン自体ずいぶんコモディティ化した印象。だけどパッケージも丁寧にデザインされていて、ソニーのロゴが付いてたらソニーのプロダクトだって思っちゃうんじゃないかなと。ヘアライン仕上げっぽい部分は実はメタルじゃなくて樹脂で、ココはコスト優先という感じだけれど、コードはファブリックで包まれていて、しかもリモコン付(iPhoneでは使えないけど)。音質については詳しくないのであんまり多くを語れないけど今使ってるソニーのバランスド・アーマチュア型のイヤホンとは違う音、素人的には十分いい音が鳴ってると思います。

なにが脅威かというとその価格。これが11ドル(1,300円)ぐらいで手に入っちゃうこと。イヤホンも相当コモディティ化しちゃってるプロダクトだから、よほどのプロ用モデルであるか、ニッチな“好み”に応えるモデルでないかぎり特徴は出しにくい。去年うちの教授が言ってた「コモディティとは価格意外に差異を出すことが難しくなってしまうことだ」という一言が思い出されます。うーん、これは脅威だと思う。

と、ここまで書いてしばらく放置しておいた下書きを読み返して思ったのは、これからの僕たちはここに”体験”と”背景”を一緒くたにしてデザインという行為を行わないといけないんだろうなということ。例えばこの製品が環境に良くない製造方法や、厳しい労働環境で生産されているとしたら、もちろんそれは手放しで褒められたもんじゃない。数学の「近似」という概念は人類のひとつの大発明だと思う。フレームワークは大量で複雑な事象をシンプルに捉えるのにとても役に立ってきた。でもそのフレームワークの、ちょうど境界線上に乗っている事柄や、小さいけれども大切なモノまで捨ててしまってはいないだろうか。複雑なものを、複雑なままに具現化すること。建築家、アレハンドロ・アルヴェラの言葉を一部借りると、それがこれからのデザインに求められることだと思う。
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