どの世界でもそうですが、いわゆるビジョンというものが求められています。どこを着地点とするか、という遠い彼方の目標を見定めること。これを描くことは、優秀な人材に求められる必須の能力。
でもなかなかそれは上手くいかない。なぜならそれがものすごく遠くにあるから。はたまたそれが「正しい」ことなのか、確固たる自信がなければそれを人に表明することすらなんだか恥ずかしいことのように思えてくる。(これはやや日本人的な発想で、本来は間違えることが当たり前、それをどう軌道修正するかが本当の能力だったりするのだけれど。)
本来、未来は予測不可能なもの。でも、その不確かな未来との距離を縮める手立ての一つがデザインシンキング(も少し突っ込んで言うとラピッドプロトタイピング)のような気がしています。早め早めに向かうべきマイルストーンをカタチにして、ダメならばサッサとつくり変える。遠くにあるものと、現在地点との距離を縮めるための作業。アタマとカラダを同時に動かす作業である、というところもなかなかポイントが高い。
ゴールに向かって走り続けるための、やる気の自家発電のようなものでしょうか。
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