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ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

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矛盾

市内に引っ越してから、映画館まですごく近くなったので、映画との関わり方がまたちょっと変わって。
思い立ってレイトショー。
夜遅くの映画館は、そわそわざわざわした空気が少し薄らいでるから、なんだか最近好きな場所になりつつある。
ビール片手に「風立ちぬ」を観て。

ひとはいつも、どこか、矛盾の中を生きている。算数の式のように、解法や解答が1本道であることはなかなかない。

美しいものをつくりたい。
でもそれは、自分の思う美しさとは別に役割を与えられ、そういう利用をされてしまう。

この映画にはそんな矛盾が、わりとそっけなく描かれてる。その矛盾に立ち向かえる純真さと、「力を尽くしなさい」という言葉と一緒に。

オトナのためのジブリ。専門家や批評家からはいろんな意見があるみたいだけど、ボクはとても良いアニメーションだと思います。

庵野さんのアフレコも、賛否両論あるんだろう。そりゃもうずいぶんと棒読みだし、抑揚もないし。でも、“わざとらしさ”は欠片もない。僕たちの住んでる世界には棒読みっぽく喋ったり、フラットに喋るひとは実在する。アニメーションへの期待と、その期待への裏切り。それもまた矛盾に満ちた世界を表現する一つの方法だったのかもしれない。
ただ1シーン、庵野さんのアフレコにグッときた場面があった。嬉しさに、声を詰まらせるあのシーン。あのアフレコは、プロにはできないんではないか、と思う。
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この記事に対するコメント

とても都会的な写真ですね。
hashさんの写真アングルは毎回素敵だなぁ・・と感心してしまいます。
どうやって感性を磨かれているのでしょう。
映画ひとつにして、賛否両論いろんな意見が出ますね。
自分の最高のものを送り出したところで、
いろいろ叩かれます。一度世に送り出したものは、コントロールがきかないので、
表現者というのは、信じるのは自分の手元のみなのしょう。
柊 | 2013/07/27 10:39 PM
>柊さん
写真はずぶの素人なんです。ただちょっと、昔からカメラを持ち歩いて人より多めに撮ってるだけなんです。写真は楽しいですね、でも難しいです。
ちなみに風立ちぬは、こないだ2回目を観てしまいました。
hash | 2013/08/11 10:49 PM
こんばんは。2回目観に行かれたんですね。

最近私は些細なことに捉われそうになると、二郎のことを思い出して我に還ります。
どんな出来事も淡々と受け止めて、大事なものに向かって進んで行く…でも冷淡じゃなくてあったかい心もある人。
ひさびさにアニメでかっこいいヒーローをみました。

だから棒読みと言われている声も私にはしっくりきていて、監督の思惑にぴったりはまってました(笑)
syn_chron | 2013/08/14 1:23 AM
>syn_chronさん
2回も観てしまいました…。冷静に見ると、二郎さんって相当ねじ曲がった人で、美しいものに対する執着心がすごくどうしようもないんですけど、それでもあこがれの対象となってしまうところが凄いな、と。
芝居じみた声だと、あれはなんだかダメなんですねきっと。
hash | 2013/08/17 11:49 PM
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