HASH BLOG

ブルーグレイな日々とデザインのメモ帳

都市のイメージ2

渡米から2週間が経ちました。不慣れな生活とやらなくてはいけない身の回りのことに追い立てられている状況ではありますが、MLB見に行ったりビール飲んだりビール飲んだりしながらそれなりに生活は出来ている状況です。

新しい環境に、いろいろ身近なところで気になるモノやコトがたくさんあります。
街のいたるところにゴミ箱があったり、食生活にデリカシーがなかったり、緑の多さに驚いたり、良いことも悪いことも。街の印象はいろんなモノの集積によって形作られるのだけれど、こちらの都市デザインは概ねおおらかだなぁと思うことがたくさんあります。

その一因がこれかなぁと、気付いたのは最近のこと。

道路のライン。

日本のそれは、ポテッとした厚みがあって、エッジがピシッと決まっていて、とても“姿勢がいい”感じのするものでした。
僕の住んでる街のまわりだけかもしれないのだけど、こちらのソレは、ステンシルしたかのようにエッジがもやっとしていて、なんだかだらしないというか、優しい面持ちです。

道路の白線。デザインという舞台上に上がることもないようなものだけど、歴とした公共のデザイン。以前のエントリーで、マレーシアの横断歩道についても書いたことがあったっけ。こういうものの連続、積層が、多くの社会的印象を形作っているんですよね。そういうことです。
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Desire610

いちおう日本からiPhoneを生かしたまま持ってきたので、最低限の連絡とかSNSとかは大丈夫。Wi-Fiも至る所で捕まえられるので、本当に必要に駆られたときはなんとかなる。でも、Google MAPが移動中に使えないのはどうも不安。っていうぐらい、スマホが生活に浸透してるんだよなぁ。

ってところで、ようやく携帯電話を買ったのでした。

AT&T HTC Desire 610

どうしてもGalaxyの形が好きになれなかったので、コレにしてみました。上下左右が対称な意匠。たぶんiPhone5C的な位置づけの廉価版なので、全体にプラスチッキーだけど、余計なメッキパーツもないのでイイ感じです。

Androidが初めてなので、操作感がつかめず四苦八苦。
店員さんは、Androidはカスタマズがすごくできるよ、ってことを売り文句にしていたけれど、スマホのカスタマイズってどこまでユーザーにとって有効なのか、ちょっと考えさせられるところでもある。
選択肢が増えれば増えるほど、本来考えなければいけない核以外に意識が散漫してしまう。個人個人が突き詰めれば、すごく使いやすくオーダーメイド感のあるプロダクトになるのかもしれないけれど、果たしてそこまでたどり着ける人はどれぐらいいるんだろうか、と。

急ぎ携帯が必要だったので、契約はプリペイドにしてみました。契約といっても、本体買って、1月分のリフィルを買って、それで終わりです。トランシーバー買ってるような感覚。
月々の支払い額はキャリアによるのだけど、大抵が40〜60ドルの中で使うデータ量によって2ステップ。すごくわかりやすく手軽で、スタートのバリアがとても低い。買ったその場で番号がもらえて、バッテリーさえあればすぐ使い始められます。

人の移動が多い国ならではのビジネスモデルなのかもなぁと、自分のことを思いながら考えてみたり。
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GR

大きい一眼レフ、小さい一眼レフ、賢い全部入りコンパクト、などなど。どのカメラを連れて行くか、さんざん迷って迷って。
結果、手持ちになかったのだけど新しく購入して。これになりました。

RICOH GR

ボディがすっかり大きくなって、掌に納まるギリギリではなかろうか
意匠は相変わらずの安定感、安心感。個人的にはレンズ周りの「GR」の文字も、白色にして欲しいけれど。

もうちょっと広角側が欲しいなぁ…と思うこともあるけれど、使っていればそんなことは気にならなくなりました。ズームがない、その分自分が前後ろに動く。カメラ、写真、自分のフィジカルな関係性。

電源ボタンを入れるとスッと立ち上がってすぐ撮影できる。ズームなんか気にせず、飛び込んできた景色をズバっとスナップする。GRすっかりハマってしまったのは、もちろん写りが良いっていうのもあるけれど、何よりこの「あ・うん」感。
銀塩時代よりもすっかり機能や選択肢が増えてしまったけれど、それでもまだ、カメラの中ではシンプルで、単機能な部類に入ると思います。
ただちょっと、暗いところではコントラストAFが迷いがち。それがマイナスポイント。

機能がシンプルであればあるほど、身体の一部として取り込み易い。それほど人の脳って、マルチタスクをこなせるように出来ていないんじゃないかな。同時に使えるリソースには限りがあって、タスクの数が増えるほど、それぞれの精度や感度が落ちる、とかね。
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マーケット

こんな時代だから、「とりあえずコレで」的なものは買わないようにしているというか。どんなジャンルでもとことん探せばこれなら「欲しいな」と思えるものに出会えることがほとんど。

でも、今回だけはダメだったなぁ。

電気シェーバー

もっともっと単純でクリーンな形でイイと思うのだけど。どのメーカーさんもどこかメカメカしくヘビーなデザインをしています。
男性向けのマーケットを対象としてつくるとこうなっちゃうのかな。
この機種だと、カバーのつくりかたとか結構無理してると思うんだけど。

デザイナーさんたちは、ホントに自分が欲しいなと思える製品を作ってくれてるんだろうか。
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単機能

PDFデータを持ち歩いて、好きなときに読む。出来るだけカルく、出来るだけカンタンに。そんな端末を探す旅第1弾として選んだのがこれでした。

Kindle Paperwhite

ケーブル接続部分にすこし形態の意匠が入っているぐらいで、その他は至ってシンプルなかたち。背面をゴム素材にして質感を変えているのも、機能的で過剰さがなくってイイ感じです。裏面が、ニヒル。


Paperwhiteディスプレイは、売り文句のとおりとても見やすく、まぶしさも感じず目に優しい感じがします。寝る前の時間でも負担なく使えそうで、これはとってもいいところ。画面遷移のスムーズさとか、レスポンスとかは、iPadには遠く及びませんね。まぁそこも、本を読むということに割り切った端末だと考えると納得です。

単機能であるということ。
余計なことができないからこそ、読書という行為に集中できる。っているのはあるかもしれない。ページを捲る動作も必要ないし、ただ目の前に現れる文字たちにひたすら没頭する。読書という行為にまとわりついていた余分な重力を、無効化してくれるような感じ。
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10周年

このブログ、いつぐらいから書き始めたのかなぁと思って最初のエントリーを見てみたら、2004年の七夕、7月7日がその日でした。

つまりそう、今日でちょうど10周年。

まさか、10年も続くだなんて。

10年経った今、流れ行く日常をほんの少しだけ振り返ってみると、何も変わらないエントリーがそこにあったりして、こそばゆい気持ちになったりもします。

大変ありがたいことに、読んで下さってる方がいてくれて、HASH BLOGの人ですねって声をかけて下さる人もいて、そこから出会いがあったりとか、つながりが広がったりだとか、時には悲しいお別れもあったりだとか。
ナナメから見るとこういうメディアって、なんだかこっぱずかしいものに思えるんだけど、10年も続けてしまうとそういうのも消えてしまうのだなぁ。

総じて言えることは、続けてきて良かったなぁという感想です。
これからも、のんびり気負わず、「僕とデザイン」について、淡々とメモしていこうと思います。

記念ということで、ノリでこんな映像もあったりします。
Thanks to Take Shibuya (http://takeshibuya.com) !

THE INTERVIEWS OF HASH BLOG - Yusuke Hashimoto from takeshibuya on Vimeo.

 
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情報量

知識人からしたらまだまだ足元にも遠く及ばないのだけど、子供の頃まっっったく活字を読まなかった僕にしては、よくもまぁこれだけ集まったなぁというのが本音。

引越しにあたって、全部は持って行けないのである程度処分しようと思うものの、でも、またもしかしたら読み返したくなるかもなぁという本もあり。そういうのは、自炊してみようかと思ったのだけど。

内容を思い出すために、本をパラパラっとめくってみると、線引きしたページがどのあたりだったか、とか。印象に残ってるフレーズはどのページだ、とか。不思議とわかったりする。
紙質、内容、字詰め、印刷の色やにおい、ページ数、本の厚み。物質としての本が持つ膨大な情報量が僕の記憶とどこかで弱く、でもたくさん紐付けられているのだなぁ。

物理的存在感、というのは、質量以外にも圧倒的に膨大な情報量を持っている。翻って、デジタルデータはどうだろうか。そんなことを、考えさせられる出来事。
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サウンドリンク

新しいスピーカーがやってきました。
生活で使ういろいろなモノからできるだけケーブルを減らして、かつワンボックスの単純なパッケージのものを増やしているこの頃。

BOSE SOUNDLINK MINI

ドッシリとした重量感。音のことは素人なんで詳しいことは書けませんが、この小ささから出てるとは思えない音が出てるのは分かります。

1ミリ厚ぐらいのアルミ板でできた筒状の空間の中に、必要な機構がギュッと詰まったデザインは既視感あるなぁ…と思ってたらそうそう、初代iPodminiだ。あ、コレも。

というわけで、デザインの新鮮味は感じません。でもそれでよし、なぜならボーズだから。

凄いなぁと思ったのは、実はACアダプターだったりして。薄いアダプターってそれなりに見るようになったけど、ボーズのこれは今までのどれよりも薄くてちっさい。よくよく見てみると、むむ、プラグの納まり方がなんだか見たことない。

それを実現しているのが、コンセントに差す2つのプラグが独立してるギミック。パーツとしては独立してるんだけど、動きはちゃんと連動します。このあたり、上手くデザインされてるなぁと。

どうして今まで出てこなかったんだろうってくらいの工夫。それほど難しい機構ではないんだけど。他がやらないのは、ACアダプタなんてコストをかける対象ではない、ということなんでしょうか。
そういう、ことなんでしょうね。けど、モバイルするならこれは地味に嬉しい。
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x:y:z

旅行用のおおきなカバンと言えば、見た目より丈夫さより機動力重視だったボクです。(過去エントリ参照)
でも、ある程度のサイズを超えると機動力への期待値が閾値を超えてしまって、選択肢の中にハードケースが入ってきました。

いろいろ見てみたんだけど、一風変わったカタチのこれを買ってみることに。

リモワ サルサ・スポーツ

よく見るソレは、たいてい扁平な形をしていて、ボディの中央にジッパーのラインが入ってる。つまり、開くときは左右対象に開く。
一方コレは、縦・横・高さ、xとyとzのプロポーションが「ふつう」とちょっと違ってる。それだけで、随分と印象変わって違って見える。

xとyの寸法がほぼ同じなので、言葉は悪いけど墓石のような安定感。

開口のジッパーも非対称な位置に取り付けられていて、深さに変化をつけてあります。深い方には、ヘルメットとかそういう嵩の高いものが入れられますよ、とは店員さんの受け売りだけど、ナルホド。

そう考えると、偏平なカタチの「ふつう」のソレは、衣類を収納することに最適化されたカタチだったんだなぁ。
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ご報告

身近な人にはちょっと前から話してたりもするんですが、あらためて。

この夏からしばらく、生活の拠点をアメリカに移すことになりました。

実は2年ほど前からじわりじわりと準備をしてまして。ようやく行けるかな、というところまで来ました。いやぁ長かった。

バケットリストをつくるほどマメな性格ではないんだけど、それでもまぁ人生の中で1度くらいは海外生活もやってみたいなと思ってたので、今は不安よりもちょっとだけ楽しみな気持ちが勝ってます。それでもまだまだ不安だけど。
何しに行くんだ、的なことはなかなか文章では伝えづらいと思ってるのでここには書かないけれど、このブログはまだまだダラダラと続けていきますので何となく雰囲気は伝わるかもしれません。

具体的な出発時期などはまだこれから決まっていく予定。あと1ヶ月半くらいはまだ日本にいるはずです。

なにはともあれ、今後ともなにとぞよろしくお願いします。

(渡米前に会いたい人、いっぱいいるのでまたオフ会的なことできたらなぁとも思ってたりします。)
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